【中国時代劇・歴史ドラマ事典】シリーズ
故事成語の原典が一杯!賢者は歴史に学ぶ!
1.三国志・キングダムファンにもお勧め!
2.三国志 Three Kingdomsと旧三国演義
3.曹操
4.項羽と劉邦 King’s War
5.大秦帝国 The Qin Empire 黒色裂変・縦横
6.燃ゆる呉越-越王勾践
7.孫子兵法
8.隋唐演義
9.その他、脱落したドラマとここまでのまとめ
10.宮廷の諍い女
11.水滸伝
12.琅琊榜(ろうやぼう)―麒麟の才子、風雲起こす―
13.則天武后〜美しき謀りの妃
14.武則天-The Empress-(武媚娘傳奇)
15.蘭陵王
16.岳飛伝-THE LAST HERO-
17.傾城の雪
18.宮 パレス2
19.秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~
(追記:2016/03/10)
無事86話全話見終わりました。
フィクションに文句を言ってもしょうがないが宋江が招安(朝廷に帰順する事)を望んだせいで梁山泊の主要人物が殆ど死ぬ結果となった。
燕青が盧俊義に韓信の例を挙げて奸臣に殺されると警告したにも関わらず、盧俊義は臣下として残り結局予言通り毒殺された。
蔡京、童貫、高俅という奸臣トリオによって結局は陥れらて最後は悲劇のオンパレード。
こんな奸臣を野放しにしてる皇帝も愚かだし、これなら朝廷を倒すべきだったね。
http://plus.lastscene.com/archives/6301
中国の歴史上何度も繰り返されるお得意の「狡兎死して走狗烹らる」のパターン。
本当にアホなんじゃないでしょうか?
歴史に学ぶ気があるのかと。
忠義とかいかにバカバカしいかよくわかります。
尽くしても報われないという現実。
無駄死に以外の何物でもない。
さて全体としては何度も書いてるように
「好漢が出会う→戦う→互角→相手の名前を知る→共通の知人がいる事が発覚→義兄弟になる」
このパターンを何度も見せられる。
もう一つのパターンは奸臣に陥れられて流刑になるというもの。
一人の主要人物に5話位掛けて描く。
それが同じパターンばかりで途中で「またこれか」と思う。
勿論丁寧に人物を描くから思い入れもあり最後の悲劇の感動を呼ぶのだがもうちょっと違う話にして欲しかった。
原作が講談の寄せ集めなので変えようがないから仕方ないのだが。
同じスタッフで後に作られた「隋唐演義」の方がテンポよく話が進むし煬帝のサイドストーリーが面白いので全体の出来としては上だと思う。
水滸伝は三国志のように人生の学びみたいなものは一切ない。
ただ一つだけ挙げるとすれば宋江が好漢を仲間に引き入れる時の口説き方が一人ひとり真摯に向き合い心を込めて説得する姿は感銘を受けた。その繰り返しによって小さな集まりから108人の英傑の集いになったのだから。
エンタメとしてはそれなりに楽しかったです。
(追記:2016/03/1)
第72話まで見ました。
第70話でやっと百八星が揃ってここからやっと物語が動き出すって感じです。
つまり70話も掛けて登場人物の紹介をしてきたようなもんですから非常にいびつなストーリー展開ですね。
一人ひとりのエピソードが独立した話なんですがぶっちゃけ同じパターンを何度もリピートしただけですしね。
首に板嵌められて流刑地に連れられるシーンとか連続で何回見せられたか。
三国志と違って知的な楽しみってのは皆無です。
どちらかというとマイルドヤンキーにも理解できる位の分かりやすさです。
戦って互角で共通の知り合いがいて仲良くなる・・みたいな。
肉体ではなく頭を使う人が実質的に呉用しかいなくてしかもその献策も大した事ないものばかり。
男同士の友情とか義を味わうドラマですな。