【中国時代劇・歴史ドラマ事典】10.宮廷の諍い女

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読む際にはご留意下さい。

 

(追記2016/06/03)
普段の服装の・・
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四朗、自分の中ではやはり曹操。

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甄嬛さん、やはりお綺麗です。

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皇后・・なかなか思い切った髪型とファッションです。若い!

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華妃さんは歌手としても活躍!

(追記2016/05/27)
韓流から流れてきた女性視聴者に散々「おっさん」「ブサイク」と罵られてきた雍正帝の中の人だがお前らとは次元の違う美女と結婚している。

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(追記2016/05/26)
このドラマは特定のキャラクターに注目して見るとまた違う楽しみがあります。

人形に針を刺して「華妃死ね」と呪う安さん。
斉妃に「夾竹桃は毒だ」と教えて斉妃が夾竹桃入り菓子をシンケイに贈ってきたら「これは毒です」とマッチポンプする安さん。
匂うだけで成分が全部わかる分析機器並みの安さん。
小舟で歌いながら登場する安さん。
スケートで登場する安さん。
嫉妬する安さん。
被害妄想の安さん。
寝返る安さん。
杏仁の食べ過ぎで死んじゃう安さん。

(追記2016/05/24)
出演者が歌うOP曲とED曲です。

(追記2016/05/23)
ファンには有名らしいですが第1話に原作者が出演していました。

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右は後に華妃から「一丈紅」を賜りすぐに退場する夏冬春。
左のブルーの衣装の人が流瀲紫さん。

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割と長く映ってます。

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何度見ても楽しめる仕掛けが多いですね。

***

おまけ画像です。
まずは撮影時のもの。

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次に現代の服装や他のドラマでの画像です。
誰だかわかりますか?

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(追記2016/05/10)
「琅琊榜(ろうやぼう)―麒麟の才子、風雲起こす―」見てるのですが比較すると改めて「宮廷の諍い女」の秀逸さがわかります。

琅琊榜は主人公が強すぎる。シンケイは最初何度も辛酸を嘗める。だから感情移入しやすくて最終盤に大きな感動の嵐を呼ぶのですね。

ところでこのドラマは故事を引用するシーンが多い。
前述しましたがこのシーン。

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越王勾践の臣下である范蠡は中国四大美女の一人西施を呉王夫差に差し出すのですがそれを「情がない」と非難しているのですね。

この辺りは「燃ゆる呉越」を見ていればリアルに納得できます。

(全76話見た後のまとめ)
このドラマは「後宮モノ」ではありますがラブロマンスではありません。
イケメンは果郡王一人しかいません。しかも出てくるのは主に中盤以降です。
これだけ女性が多いにも関わらず美女が多いかと言えば自分的には沈眉荘さんと終盤に登場して2話で殺された瑛貴人位。

そして気合いを入れて一瞬たりとも見逃さないように見ないといけません。
伏線が至る所に敷かれているのと微妙な表情を読み取らないと面白さ半減です。

女性の名前が位と共に変わるので慣れるまではWiKiを参考にして下さい。

兄弟間での後継者争いを勝ち抜いて雍正帝が即位したところから物語は始まりますがそこに年羹堯と隆科多の支えがあったことに留意してください。このことが後々大きく展開に関わってきます。

後宮のドロドロドラマというよりは政略のドラマと言ったほうが正しいです。
自分の利害の為に離合集散する様が古今東西変わらない人間模様のおかしさと言えるでしょう。

(追記:2016/5/8)
このドラマ見るの3回目なのですが初回時には「女のドロドロした後宮物ね」とすぐに見るのを止めてしまいました。
そして2回目たまたま途中の華妃さんの凄いところを見て引き込まれて飛び飛びで最後まで見ました。
今76話全部見ましたがこのドラマは1シーンたりとも見逃してはいけない緻密な構成になっているのがよくわかります。

前半と後半ではかなり雰囲気が異なります。

前半=清純で何度も狙われる甄嬛。敵は感情表現の豊かな華妃。
後半=とうとうブチ切れて冷徹になったブラックシンケイ。敵は氷のような皇后。
皇后役の人も最後は大泣きしないといけないので大変です。

それにしても次から次へと人が死んでいくので見てるうちに麻痺してしまいます。

このドラマを見て改めて感じたのは人は自分の利益の為なら何でもする、特に血筋を守ることこそ最も重要だということ。

親友は所詮他人なので優先順位的には後回しになります。

DNAこそ全てというのは全ての生物に共通する真理なのです。

親や兄弟姉妹を守る為に最愛の恋の相手を切り捨てる。
子供の為に他人を殺す。
残酷に見えますが全ての生物がやってることなんですよね。

果郡王は軽率で愚かでしたね。
雍正帝はなんとなく気の毒な気もします。
結局誰も幸せになれないというバッドエンドですが非常に楽しめましたし教訓も多い作品だと思います。

***

韓国の宮廷ドラマが好きな女性ファンが雍正帝が不細工なおっさんと文句を言ってるそうですが残酷な役どころですし果郡王との落差をつけないといけないのでここは曹操の人で良かったと思います。

脚本のすばらしさもさることながらキャストの演技力が凄いです。
何度も書いてますが華妃さんは本当に素晴らしい。
他の妃嬪に対しては敵意むき出しで憎たらしいのですが陛下に対しては可愛いところもあるんですよね。

シンケイの腹違いの妹の浣碧さんも嫉妬心丸出しで良かったです。
主役のシンケイと皇后も難しい役です、

BGMはワンパターンでシーンの終わりが必ずブラックアウトなのが安っぽいけどそれ以外は良かったです。

(追記:2016/5/7)
全76話、「三国志 Three Kingdoms」の95話、「水滸伝 All Men Are Brothers」の86話に次ぐ大作です。

この76話の構成としては前半、お寺パート、後半となっています。
前半の最後に第1の敵がいなくなり、お寺でラブロマンス、そして後半で最大の敵と対峙していきます。

後半の最初の山場は後宮裁判です。
甄嬛が産んだ双子が皇帝の子ではないのではないかという疑惑です。
これにはシンケイも青と緑しか着ない元馬の調教師の女も心臓が止まりそうになってましたが疑いの目が注がれる相手が温待医とわかって割と余裕をもって対応できました。

静白という意地悪尼と祺貴人は結局死ぬ羽目に。
ところでシンケイは最初の清純なキャラからは全く別人の迫力ある顔になってきました。
安さんも皇后側についてからは完全に悪役になってますし自分の利益の為にはここまで変わらないといけないのですね。

結局残虐でなければ生き残れないという厳しい世界だということを思い知らされます。

(追記:2016/5/6)
掲示板を見ているとこのお寺パートは飛ばしてみるとか嫌いという人が多いようです。
後宮の緊張感溢れるストーリー展開から一転落ち着いた穏やかな流れに。

お寺パート以外は常に陥れ合いのドロドロ殺伐とした雰囲気でしたのでそれが好きで見ている人には物足りないでしょう。

でも韓流から華流ドラマに流れてきた恋愛ドラマ大好きな人にとっては逆にラブロマンスはこの辺りだけ。
それに斉妃がまたしても毒を他の寵姫に盛った一件からの皇后と皇太后の掛け合いは重要なポイントを全て明かしてるので絶対に見逃せません。

皇后も皇太后も残忍で計算高いのは同じ。
同類相哀れむというところもありますが自己の利益の為、皇太后は皇后を支持せざるを得ないところを見越した上で皇后が強気に恫喝するのが恐ろしいです。

ところで安陵容が夜伽の時に焚いてるお香は毒なんでしょうな。
雍正帝が甄嬛に会いに来た時に石段を登るのがしんどそうでしたが細かな描写で伏線を敷いているところがこのドラマの奥深いところで何度見ても楽しめる理由です。

(追記:2016/5/5)
華妃がいなくなって流れが落ち着いてきました。
次の敵である皇后はクールビューティーな顔立ちで表情を変えない為、より冷酷な感じを醸し出してはいます。

このドラマはとにかく沢山人が死にますし毒入れ放題なので気を抜けません。
細かい伏線が随所に敷かれていくのでワンシーン見逃しただけで後で整合性がわからなくなります。
見る側にも真剣さが求められます。

年氏と共に雍正帝が即位の支えとなった隆科多と皇太后の関係は?

それにしても安さんを見てるとつくづく友情は脆く嫉妬は恐ろしいかよくわかります。
身近な人間に程妬みを感じるものですからね。

お寺の下りは果郡王とシンケイの愛が成就するシーンもあり最終盤に繋がる要素も多いのですが案の定お寺の尼さんに虐められるところなんかはこれまでの壮絶な殺人未遂から比べると生ぬるく感じます。

(追記:2016/5/4)
この作品の前半の主役は華妃だと言ってもいいでしょう。
健気な顔、憎たらしい顔、含み笑い、激怒、泣き顔・・変幻自在の百面相、この女優さんは美人ではないですが凄い演技力でこれからも業界で長生きしそうです。

さて宮廷の諍い女は清朝が舞台ですがセリフに故事が沢山出てきます。
自分は中国の歴史が好きなので知ってる逸話が出てくると嬉しくなります。
特に果郡王が小舟でシンケイを送る時に話した西施と范蠡の話は「燃ゆる呉越」を既に見ていたのでよく理解できました。

ところでこのドラマは第1話から細かい伏線があちらこちらに敷かれています。
ですので少しでも見逃すと行動の意図がよくわからなくなります。

中国のドラマにありがちな心の中で思っている事をセリフにするような野暮な事はしないので細かい表情の変化も見逃せません。

口には出さないけど疑ってる、嫉妬しているなど後の出来事のきっかけがかなり前に仕込まれたりしてるので見る側も真剣に見なければこの作品の真髄は味わえません。

とうとう42話で華妃さんともお別れです。
年大将軍の協力で帝位についた雍正帝は年兄妹に気を遣わずにはいられませんでしたがやっとその呪縛から逃れる事になりました。

そしてここからは皇后がシンケイの前に立ち塞がります。

よくよく考えれば雍正帝だけではなく皇后もそして皇太后も残酷なんですよね。
冷徹に計算ずくのところなんか皇太后が一番怖いかもしれません。

(追記:2016/5/3)
実は前回の放送時は76話全部を見た訳ではなく見逃した回も結構あったのでGWの一挙放送を第1話から見ています。
主人公のシンケイの前半の敵は華妃で後半の敵は皇后なのですが前半の皇后は猫の一件までは良い人キャラだったんですよね。

この物語の巧みなところは利害関係が複雑で敵も一枚岩ではないし、味方も嫉妬で裏切ったりと流動的なところがドキドキハラハラを持続させるのに貢献しています。

それにしても華妃を演じる女優さんは凄い演技力ですね。
色んな表情を使い分けなければならない難しい役どころですが見事な顔芸で感心します。

今のところ皇后の最大の敵は華妃なのでシンケイにとっては皇后はまだ好意的なんですよね。
共通の敵がいる間は協力関係を結んでいられる。

そしてその共通の敵がいなくなったら・・
今度はお互いが敵同士になると。

シンケイがお寺に行くまでは割と息もつかせぬ展開の連続で面白いです。

(追記:2016/2/10)
やっと最後まで見終わりました。
改めて凄いドラマだと感じました。
傑作と言っても良いでしょう。

主役の女優さんは難しい役どころですが見事に演じ切りましたね。
というか全員ハイレベルの演技力です。
日本の俳優とは雲泥の差です。

一番印象的だったのは皇后役の女優さんですね。
なんとなくAKBの渡辺麻友に似てますが性格の悪さがよく表現できていました。

話自体も後宮での策略、陰謀から甄嬛が寺に行かされて果郡王との禁断の愛。
寺から戻る時に散々虐められた尼さんのババアに仕返しするシーンはスカッとしましたね!

その後はひたすらに悲劇的な展開ではありますが、最後の最後に完全勝利を収めた甄嬛。
でも失ったものがあまりにも多すぎてハッピーエンドとは言えないところがなんとも言えない余韻を残す要因なんでしょうか?

また何年か経った後に最初から再視聴したいと思えるいいドラマでした。
中華ドラマ上位5位に食い込むレベルだと思います。

(追記:2016/2/5)
あと残り3話ですけど改めて凄いドラマです。
人間の本質、特に「嫉妬」というものの恐ろしさをここまで描き切った作品って他に思い浮かびません。

逆に愛とかはあくまでもサイドストーリーという感じです。
人は自分の利益の為にここまで酷い事ができるのだという恐ろしさを寵姫の美しさの裏に描くというそのコントラストが強烈なインパクトを与えます。

雍正帝を演じてる人は三国志で曹操やってた人ですが残酷な役にピッタリですね。
それにしても中国の俳優さんはみんな高い演技力の人ばかりです。

(追記:2016/1/20)
もしかしたらこれは傑作なのではないかという気がしてきました。
人間の本性を深く描いた凄い作品です。

自分の地位を守るために3話に1話位のペースで誰かが毒を飲まされてるのですがその時々の力関係で近づいたり裏切ったりと
「人間ってこんなに卑怯な生き物なんだね」
というのを改めて実感しました。

あと女って平気で嘘をつける生き物だという恐ろしさも再認識しました。

************

「宮廷の諍い女」は適当に流し見してたのですがあまりにも面白いので最初から真剣に見てれば良かったと後悔してます。

雍正帝の後宮には皇后以下沢山の寵妃がいます。
そして自分の地位を上げる為に「誰と組むべきか?」と離合集散を繰り返します。

後宮は正妻としての皇后が取り仕切ってるのですがその立場も安泰とは言えません。
誰かが男の子を産んでその子が皇帝の跡取りになったら産んだ母親は皇太后として権勢を振るう事ができる。
だから今自分より地位の低い妃や姫でもいきなり自分を追い越すかもしれない。

この様な背景があるので他の寵姫が妊娠したら流産させようと薬盛ったり、殺害しようとしたり一日たりとも気が抜けない日々を送っているのです。

ライバルを陥れたり、皇帝の子を身ごもった妃を流産に追い込んだり、挙句の果てには殺人まで起こる。
安息の日は一日たりともあり得ない。

主人公の甄嬛は雍正帝の寵愛を得るもののそのせいで他の寵妃の嫉妬、恨みの標的となり様々な嫌がらせや攻撃を受ける。
特に後宮で勢力を誇っていた華妃の策略により子供を流産してしまう。

姉妹同然に仲の良かった沈眉荘、安陵容とも溝が出来ていく。

2回目の妊娠の時は皇后に狙われたので頭の良い甄嬛はその皇后自身に敢えて
「私の子供を守って欲しい」と頼む。
この辺りは凄いなあって感心しました。

全三部構成で76話もあるんですが二部までの総集編を見た上でこれから第三部に突入していきたいと思います。

雍正帝の弟の果郡王と甄嬛の禁じられた愛が成就するのか見物です。

「新三国」で曹操を演じてたチェン・ジェンビン(陳建斌)はやはり味があります。

「隋唐演義」で単盈盈を演じていたタン・イーシン(唐芸昕) が祺貴人をやってます。

これだけ大勢女性がいて私がいいと思うのは沈眉荘くらいでした。