(追記13:2022/1/15)
2周目最終話まで完走。
一人二役・・最初期を入れると三役?
フル回転の大活躍でしたね。
妙人役の人は于正ドラマの常連ですがほんと器用な女優さんです。
小賢しくてずっと本性を隠して上手くごまかしてきたのに最後は暴走して自滅。
この人は于正ドラマではずっと善人キャラばかりでしたが于正さんに女優としてのキャリアを考えれば同じような役を続けるのは良くないと「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」ではドス黒い闇を抱えた悪役をあてがわれて好演してました。
最後に凄い話をぶっ込んできます。
この人の人生も苦労の連続で・・演じたルビー・リンもお疲れさまです。
この後に衛子夫を見れば理解も深まりそうです。
実はこのラストシーンでもう一度ヤン・ミー放り込んでくるのでは?と予想してたらなんとチャン・モンちゃん!于正ドラマはこういう贅沢な使い方をよくします。
上手い締め括り方でした。
さて2回見てやっと大枠は理解できましたが本当は何度も見返したくなりますね。それほど複雑な設定で全40話緩むことなく毎回濃厚な内容でした。
前にも書きましたがこれほど複雑な脚本を破綻せずに構成した于正さんは凄いです。
俳優陣も後に有名になられた人ばかりで演技も文句のつけようがない。
なんていうかこれぞ完璧なドラマって感じです。
振り返っても欠点が見つかりません。
1回見ても全容が掴みきれないという点では「宮廷の諍い女」もそうなんですがあちらは全話面白いという訳ではないですからね。
その辺を加味すると本作は歴代のドラマの中でもTOPクラスの出来と言えるでしょう。
(追記12:2022/1/11)
再視聴しています。
これだけ凝りまくった脚本もそうそうないですし、慎児役の女優さんをはじめ俳優陣の使い回しもあり1度見ただけではなかなか全容を把握できないドラマです。
話数の割には内容も濃いですし、昨今の長いだけで中身が薄いドラマとは大違いです。
(追記11)
于正さんの美人シリーズには全てとんでもない悪女が登場します。
元々のタイトルは「倾城雪」で後に「美人如画」と美人シリーズに組み込まれた「傾城の雪」に出てくる杭景珍がシリーズ中最悪の毒婦だと思いますが、本作の慎児はそれに次ぐ悪女です。しかも非常に悪賢く狡猾なのでたちが悪い。
慎児の悪辣さには気づいてたのに姉妹の情にほだされて結局側近の雪鳶が傷つく羽目に。
それにしても本作の凝りに凝った脚本は至極の出来栄えだと思います。
次作の「美人天下」はこれに比べると数段ダウンしますが・・
(追記10)
再視聴中です。
史実に基づく劉家と呂家の政争とフィクションである呂后の間者とその見張り役が共に潜入先で恋に落ちるというストーリーが上手く融合されて非常に面白い脚本だと思います。