(追記29)
総評です。
まず本作は名作と言っていいでしょう。
脚本、映像、音楽、演出どれをとってもレベルが高い。
映像は美しく、かつ撮り方も凝ってます。
BGMも情感を盛り上げてくれました。
演技は脇役、端役レベルまで文句なし。
本作は悪人が多く登場しますが、本当にどいつもこいつも憎たらしい。あと嫉妬に燃える胡咏梅や呉漪も迫真の演技でしたし、呉蔚文や沈四海に周老四といったおじさん達も流石の安定感。
自分的には趙白石役の人が良かったですね。
そしてなんと言っても周瑩役のスン・リー。
実は「宮廷の諍い女」の時は周りが凄過ぎてスン・リーはいいとは思えなかったんですが、本作では神憑り的な演技でした。
ストーリーの方は度重なる試練に負けない周瑩の姿に心を打たれましたが、彼女の知恵や才気にも感心しました。劇中で范蠡の商訓が何度か出てきましたが本ドラマは商売をやってる人にも是非見て欲しいですね。ビジネスの本質を突いてるシーンが数多くあり、非常に参考になりました。
一方ラブロマンスの方は結局成就せぬ恋ばかりで感動的なラブストーリーを期待して見ると肩透かしに遭うかもしれません。
終盤の周瑩と沈星移のやり取りには若干違和感を覚えました。沈星移の立ち振る舞いに関してだけはちょっと設定ミスじゃないかと思います。
悪役である杜明礼の結末も取って付けたような感じが否めません。あれ程抜かりなかった人間が最後急に愚かになるのは明らかな演出ミスですね。
いくつか不満な箇所はあるものの総じてみるといい作品には間違いないし、ここ最近観た中では上位に位置するドラマでした。
(追記28)
第74話最終回まで見ました。
長かった…
沈星移は最初から最後まで愚かでしたね。呉沢も。
西太后がWikipediaに載ってる実物とそっくりの女優さんでびっくり!
周瑩は実在の人物なので齟齬がないようにするにはああいう結末にするしかなかったんでしょうね。
(追記27)
第70話まで見ました。
物語冒頭の謎が一気に解明しました。
中国ドラマの悪い共通点ですが終盤駆け足で一気に伏線回収してしまうところが本作でも出ています。
あれ程スキのなかった杜明礼が急に雑魚キャラになったり色々と強引な展開です。
極悪人の一人がやっと天誅されました。
ここまでは丁寧な描き方だったのですが急に雑になった感が否めません。
(追記26)
第66話まで見ました。
日本礼讃シーンが沢山挿入されますが、よく中共が認めましたね。未だに抗日ドラマ作ってるのに。
最近は中国のニュースサイトが日本をベタ褒めする記事を載せる事も多いのですがついつい深慮遠謀を疑ってしまいます。
日本に行ってた沈星移。周瑩に酷い言葉を浴びせ突き放した時には少しは計算できる男になったかな?と思いましたがまだまだ脇が甘いような…
一方で趙白石の方はちょっとだけ賢くなったみたいですが杜明礼と対峙するにはまだ甘い気がします。
「変法を行なった商鞅の末路がどうなったか…」
中国人には常識ですが、分からない日本人の方は是非
「大秦帝国 第一部」をご覧下さい。春秋戦国時代に中国の西の果ての遅れた国だった秦が商鞅の変法を取り入れて強国になり、それがやがて秦の始皇帝の中国全土統一に繋がるのですが、この秦にとっての大恩人である商鞅自身は既得権益を奪われた貴族の恨みを買い、車裂きの刑に処されるという非業の末路を迎えます。
(追記25)
第65話まで見ました。
ま、彼が死んだのはフェイクだと思ってましたけど。
冷たくあたるのも勿論理由があるのは明白。
周瑩に関わる男二人は今まで杜明礼にやられっ放しだったので流石に今回は慎重に敵にバレないように隠密行動という事でしょう。
急に乙女になった周瑩には気の毒な仕打ちではありますが。
(追記24)
第60話まで見ました。
死罪を言い渡された周瑩。
面会に来た趙白石に対して彼女は
「こうなったのも大志を抱いたせいだ」と語ります。
何度もやっと全てが上手く行きそうになった途端、何度もどん底に突き落された彼女の言葉に見ていてグッと来るものがあります。
「正しく生きても世の中が間違ってる」
このシーンの彼女の台詞は心を動かされるものばかりです。
「陥れた相手も手口もわかっているのに」
趙白石の台詞にもやっと敵を認識してくれたかと思いました。もっと早くなんとかならなかったのかと。
そしてまさかまさかの展開…
このドラマ見る人の予想を裏切るのが得意ですね。
(追記23)
第58話まで見ました。
ラスボスの杜明礼は別として悪女が次から次へと登場しますね。
このドラマ名作だとは思うんですが、主人公が試練の連続で見ていてツラい。こういうトコトン主人公がいたぶられて悪役が強すぎるのは「傾城の雪」以来ですかね。
「宮廷の諍い女」とか「名家の妻たち」は中盤以降、主人公側の反撃のターンになるのですが、本作はもう終盤に入ってますが未だにボコボコにされる一方です。
それにしても古今東西、権力者や政府って腐敗するのが当り前なんですね。
(追記22)
第54話まで見ました。
沈家の仕業により呉家が仕入れた茶葉が全部水に浸かってしまいます。
全て捨てようとする周瑩の前にその茶葉をくれという老人が現れる。
カビが生えてるのにと訝しむ周瑩に対してその茶葉で入れたお茶を飲ませる老人。
飲むと美味しい。
これ、緑茶ですよね?
と言う事はもしかして発酵して烏龍茶になったとか?!
緑茶→烏龍茶→紅茶と発酵度合いによって変わるんですがそれを発見したことにするんですかねえ〜
*紅茶からさらに菌を使って発酵させたのがプーアル茶で劇中でイメージされてるのはプーアル茶みたいです。
なかなか面白い展開です。
相変わらず杜明礼と沈家の連中は極悪非道ですね。
(追記21)
第51話まで見ました。
ある意味感動回であり、ちょっと意外な展開でした。
周老四は最後に良い事色々言い残しましたね。
胡咏梅は最後まで毒婦でしたがやっと報いを受けました。
ここから舞台は上海へ…
(追記20)
第50話まで見ました。
愚かな胡咏梅はいい気味ですね。
それにしても敢えてこんなブスをキャスティングしたんですかね〜性格の悪さが顔に滲み出て確かにハマってますけど。
周瑩の父、周老四は本当にクズ親父ですね。これまでも散々娘に迷惑掛けてきて懲りない馬鹿親です。見ていてイラッときます。
あいも変わらず杜明礼は極悪非道ですね。ラスボスなのでなかなか尻尾を掴ませませんが。
周瑩の商売はやっと軌道に乗ってきました。
で…重大な事実が判明するかも…
(追記19)
第47話まで見ました。
このドラマはビジネスをしている人にオススメですね。周瑩の人心掌握術は参考になります。敵を赦して味方にしてしまう手際は素晴らしかったです。
春杏は本当にいい子ですね。人の心の痛みがわかって思いやりがあって…こういう女性が一番好きです。
上海に行った沈星移から電報を受け取った周瑩。
破壊された織布局を再建する為、壊した張本人達を雇い入れる周瑩。従業員に株を買って貰い、それを元手に中古機械を購入。説明書が英語なので教会の牧師に翻訳を頼む。でもみんな西洋人を怖がり近づこうとしない。安心させる為に周瑩は趙白石の手を取り牧師と握手させる。
周瑩に手を握られた趙白石は茫然。どれだけウブなんだか。