日本の三国志は小説も漫画・アニメからゲームまで劉備=正義、曹操=悪としているものがほとんどですが中国で最近作られている三国志の作品では曹操を現実主義・合理主義の人物として描いているものが多いです。
この作品では前半は曹操と劉備、後半は司馬懿と諸葛亮を対比させて描いていますが、劉備についてはその腹黒さや頑迷さも強調していますし、曹操についてはまるでゲーム理論を知っているかのような合理的思考の持ち主として描写されています。
こちらは曹操が主人公なのでロマンチストな一面もあり、なおかつ冷淡な顔もあるという二面性が上手く表現されていると思います。
毛沢東が曹操を好きだったというのは有名な話ですが、権力者にとって曹操は良い見本であると思います。
近い内に曹操の特集記事を書く予定です。