(追記28)
第38話最終回まで見ました。
基本的には史実に忠実で有名な故事のエピソードが数多く映像で見られて感慨深かったです。
細かい事を言えば「鼎の軽重を問う」たのは武王ではなく楚の荘王ですし、范雎が処刑されたことになってるのは新しく出土した古文書に「王稽・張禄(=范雎)死す」と記されていた事からこちらを事実として採用したんでしょうね。
(追記27)
第37話まで見ました。
六国連合は衰退した周王朝を担いで錦の御旗にして秦に立ち向かおうとします。
白起を殺して范雎も投獄した昭王は酒を仰いで苦悩します。
そこへなんと恵文王の亡霊が・・まさかのフーダーロン(富大龍)特別出演。
相変わらずの存在感です。
(追記26)
第36話まで見ました。
昭王に直接思いの丈をぶつける白起。
御説御尤もなんですが相手は王なので余りにも遠慮のない物言い過ぎるのでは?
秦は歴代国に尽くした忠臣を誅殺したり迫害してきました。
商鞅しかり張儀しかり。
白起も同じ運命を辿る訳ですが范雎は危機一髪逃れるんですよね。悪運が強い男です。
(追記25)
第34話まで見ました。
この大秦帝国第三部には故事になったエピソードが非常に沢山取り上げられていて楽しい。
平原君は連れて行く食客三十人を選んでいたが、難事であるため厳選したこともあって、もうひとりが決まらない。この時に食客の一人の毛遂と言う者が同行したいと名乗り出てきた。平原君は「賢人と言うものは錐を嚢中(袋の中)に入れておくようなもので、すぐに袋を破って先を出してくるものです。先生が私の所へ来てから3年になるが、評判を聞いていません。お留まり下さい」と断った。毛遂はこれに「私は今日こそ嚢中に入りたいと思います。私を早くから嚢中に入れておけば、先どころか柄まで出ていましたよ」と答え、この返答が気に入った平原君は毛遂を連れて行くことにした。これが「嚢中の錐」の原典である。
他人から何か言われた時の切り返し方一つで運命は変わるものだと改めて思い知らされました。
一方、白起は范雎のせいで昭王から責められています。
全て史実通りの進行です。
(追記24)
第32話まで見ました。
苦渋の決断で趙の投降兵20万を殺した白起。
戦で殺した25万と合わせれば45万人となります。
当然妻の趙蔓に責められます。
ところで白起の妻が趙人だったというのが事実かどうかはわかりませんでした。
その方が白起の苦悩を強調できるというドラマ上の脚色かもしれません。
(追記23)
第31話まで見ました。
歴史に残る重大局面に入ってきました。
白起は史上最も多くの人間を殺した殺戮マシーンとして歴史に名を留めています。
しかしここでは捕虜を生かすか殺すか苦悩する人間白起の姿が描かれています。
合理的に考えれば殺したほうが良いんですよね。
でも道徳的・倫理的に非常に辛い選択ではあります。
(追記22)
第30話まで見ました。
趙括が部下に孫子の兵法を諳んじるように命じるシーンはシニカルですね。
正に机上の空論。
理論ばかりで実戦はそんなに都合よく進みません。
趙の兵45万はこのボンクラのせいで命を落とす羽目に。
年端も行かぬ少年二人に焦点を当ててるのはこの戦の悲惨さを強調する為でしょうね。
(追記21)
第28話まで見ました。
弁舌は滑らかで巧みな趙括ですが実は口だけ達者な役立たずです。
彼を起用した時点で趙の運命は定まってしまいました。
趙括の母親が趙王に面会して父趙奢は息子を全く評価してなかった事を明かし、将軍として起用しないよう懇願したシーンまで史実通りです。
(追記20)
第26話まで見ました。
「事実は小説より奇なり」と言います。
最近完全フィクションのドラマも見ますがやはり面白くない。
何故なら余りにも都合の良すぎる設定が多いから。
やはり本作のように史実に基づくドラマは面白い。
三普である趙・魏・韓、そして南の大国楚。
これらの思惑や戦略が微妙に違うのが流れを複雑化させている。
趙は魏と楚にも一緒に戦って欲しい。
いっぽう韓は趙に以前援軍を拒否されたことを根に持っている。
魏は秦を倒したいのは山々だが魏王は秦を恐れている。
相変わらず合従しても温度差があるのでどれくらい持つのか不安です。
・・と思ってたら秦が飴と鞭で見事に魏を懐柔。
魏は楚との同盟を破棄しました。
(追記19)
第24話まで見ました。
Wikipediaに載ってる史実通りの進行です。
魏斉は趙の宰相の虞卿と共に信陵君(無忌)を頼りましたが断られた為自害。
その後、秦は韓を攻め、上党を割譲することになりましたが、上党は趙への帰属を希望。
趙がこれを受け入れたため秦は趙を猛攻。
長平の戦いは白起最大の戦で趙兵20万人生き埋めを含めて45万人を殺戮したとされています。
変な脚色が全く無く安心して観れます。
(追記18)
第22話まで見ました。
今回は范雎の「睚眦の恨み」を映像化。
前作の張儀も秦に来る前にボコボコにされて出世してから復讐しましたが、全く同じパターンです。
張儀は蘇秦の合従策に対抗して連衡策を唱えましたが范雎は遠交近攻策を献じます。
もうウィキペディアをそのまま映像にしてるようで楽しめました。
范雎に小便を浴びせた須賈は范雎が秦の丞相になったとも知らず見すぼらしい姿に同情し着物をくれてやりました。
そのことで命拾いするのですが。
大国である秦の丞相に小便を掛けた訳ですから命乞いに必死です。
(追記17)
第21話まで見ました。
外戚に牛耳られたり兄弟に地位を狙われたりするのは古今東西変わりません。
今回は母の息子を思う気持ちにグッと来るものがありました。
それにしてもこの大秦帝国を第一部から見てる立場としては統一までの苦難の道が果てしなく険しく辛いものであったのにたった二代で終わらせたのは罰当たりという他ありませんが、そもそもは嬴氏の血筋ですらない呂不韋の息子に乗っ取られたのだから仕方ないのかもしれません。
(追記16)
第20話まで見ました。
戦国四君の趙の平原君と魏の信陵君が登場。
この辺りはある程度下調べしてから見た方がより理解が深まるでしょうね。
(追記15)
第19話まで見ました。
大秦帝国第一部は孝公(嬴渠梁)と商鞅の物語。
第二部は恵文王(嬴駟)と張儀のペア。
そして第三部は昭襄王(嬴稷)と范雎。
二人の出会いもこの3組とも似通っています。
最初はなかなかお目通りも叶わず、その後もすぐには認めて貰えない。
しかし一度信任を得た後は君臣の間柄とは言え親友に近い関係になっていくのも共通しています。
(追記14)
第18話まで見ました。
范雎も前作に登場した張儀も初期にボコボコに殴られて出世してから復讐したという同じようなエピソードがあります。
共に秦で宰相になったのでかなり似通った半生です。