【中国時代劇・歴史ドラマ事典】シリーズ
故事成語の原典が一杯!賢者は歴史に学ぶ!
1.三国志・キングダムファンにもお勧め!
2.三国志 Three Kingdomsと旧三国演義
3.曹操
4.項羽と劉邦 King’s War
5.大秦帝国 The Qin Empire 黒色裂変・縦横
6.燃ゆる呉越-越王勾践
7.孫子兵法
8.隋唐演義
9.その他、脱落したドラマとここまでのまとめ
10.宮廷の諍い女
11.水滸伝
12.琅琊榜(ろうやぼう)―麒麟の才子、風雲起こす―
13.則天武后〜美しき謀りの妃
14.武則天-The Empress-(武媚娘傳奇)
15.蘭陵王
16.岳飛伝-THE LAST HERO-
17.傾城の雪
18.宮 パレス2
19.秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~
(追記2016/06/03)
普段の服装の・・
四朗、自分の中ではやはり曹操。
甄嬛さん、やはりお綺麗です。
皇后・・なかなか思い切った髪型とファッションです。若い!
華妃さんは歌手としても活躍!
(追記2016/05/27)
韓流から流れてきた女性視聴者に散々「おっさん」「ブサイク」と罵られてきた雍正帝の中の人だがお前らとは次元の違う美女と結婚している。
(追記2016/05/26)
このドラマは特定のキャラクターに注目して見るとまた違う楽しみがあります。
人形に針を刺して「華妃死ね」と呪う安さん。
斉妃に「夾竹桃は毒だ」と教えて斉妃が夾竹桃入り菓子をシンケイに贈ってきたら「これは毒です」とマッチポンプする安さん。
匂うだけで成分が全部わかる分析機器並みの安さん。
小舟で歌いながら登場する安さん。
スケートで登場する安さん。
嫉妬する安さん。
被害妄想の安さん。
寝返る安さん。
杏仁の食べ過ぎで死んじゃう安さん。
(追記2016/05/24)
出演者が歌うOP曲とED曲です。
(追記2016/05/23)
ファンには有名らしいですが第1話に原作者が出演していました。
右は後に華妃から「一丈紅」を賜りすぐに退場する夏冬春。
左のブルーの衣装の人が流瀲紫さん。
割と長く映ってます。
何度見ても楽しめる仕掛けが多いですね。
***
おまけ画像です。
まずは撮影時のもの。
次に現代の服装や他のドラマでの画像です。
誰だかわかりますか?
(追記2016/05/10)
今「琅琊榜(ろうやぼう)―麒麟の才子、風雲起こす―」見てるのですが比較すると改めて「宮廷の諍い女」の秀逸さがわかります。
琅琊榜は主人公が強すぎる。シンケイは最初何度も辛酸を嘗める。だから感情移入しやすくて最終盤に大きな感動の嵐を呼ぶのですね。
ところでこのドラマは故事を引用するシーンが多い。
前述しましたがこのシーン。
越王勾践の臣下である范蠡は中国四大美女の一人西施を呉王夫差に差し出すのですがそれを「情がない」と非難しているのですね。
この辺りは「燃ゆる呉越」を見ていればリアルに納得できます。
(全76話見た後のまとめ)
このドラマは「後宮モノ」ではありますがラブロマンスではありません。
イケメンは果郡王一人しかいません。しかも出てくるのは主に中盤以降です。
これだけ女性が多いにも関わらず美女が多いかと言えば自分的には沈眉荘さんと終盤に登場して2話で殺された瑛貴人位。
そして気合いを入れて一瞬たりとも見逃さないように見ないといけません。
伏線が至る所に敷かれているのと微妙な表情を読み取らないと面白さ半減です。
女性の名前が位と共に変わるので慣れるまではWiKiを参考にして下さい。
兄弟間での後継者争いを勝ち抜いて雍正帝が即位したところから物語は始まりますがそこに年羹堯と隆科多の支えがあったことに留意してください。このことが後々大きく展開に関わってきます。
後宮のドロドロドラマというよりは政略のドラマと言ったほうが正しいです。
自分の利害の為に離合集散する様が古今東西変わらない人間模様のおかしさと言えるでしょう。
(追記:2016/5/8)
このドラマ見るの3回目なのですが初回時には「女のドロドロした後宮物ね」とすぐに見るのを止めてしまいました。
そして2回目たまたま途中の華妃さんの凄いところを見て引き込まれて飛び飛びで最後まで見ました。
今76話全部見ましたがこのドラマは1シーンたりとも見逃してはいけない緻密な構成になっているのがよくわかります。
前半と後半ではかなり雰囲気が異なります。
前半=清純で何度も狙われる甄嬛。敵は感情表現の豊かな華妃。
後半=とうとうブチ切れて冷徹になったブラックシンケイ。敵は氷のような皇后。
皇后役の人も最後は大泣きしないといけないので大変です。
それにしても次から次へと人が死んでいくので見てるうちに麻痺してしまいます。
このドラマを見て改めて感じたのは人は自分の利益の為なら何でもする、特に血筋を守ることこそ最も重要だということ。
親友は所詮他人なので優先順位的には後回しになります。
DNAこそ全てというのは全ての生物に共通する真理なのです。
親や兄弟姉妹を守る為に最愛の恋の相手を切り捨てる。
子供の為に他人を殺す。
残酷に見えますが全ての生物がやってることなんですよね。
果郡王は軽率で愚かでしたね。
雍正帝はなんとなく気の毒な気もします。
結局誰も幸せになれないというバッドエンドですが非常に楽しめましたし教訓も多い作品だと思います。
***
韓国の宮廷ドラマが好きな女性ファンが雍正帝が不細工なおっさんと文句を言ってるそうですが残酷な役どころですし果郡王との落差をつけないといけないのでここは曹操の人で良かったと思います。
脚本のすばらしさもさることながらキャストの演技力が凄いです。
何度も書いてますが華妃さんは本当に素晴らしい。
他の妃嬪に対しては敵意むき出しで憎たらしいのですが陛下に対しては可愛いところもあるんですよね。
シンケイの腹違いの妹の浣碧さんも嫉妬心丸出しで良かったです。
主役のシンケイと皇后も難しい役です、
BGMはワンパターンでシーンの終わりが必ずブラックアウトなのが安っぽいけどそれ以外は良かったです。
(追記:2016/5/7)
全76話、「三国志 Three Kingdoms」の95話、「水滸伝 All Men Are Brothers」の86話に次ぐ大作です。
この76話の構成としては前半、お寺パート、後半となっています。
前半の最後に第1の敵がいなくなり、お寺でラブロマンス、そして後半で最大の敵と対峙していきます。