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「宮廷の諍い女」は適当に流し見してたのですがあまりにも面白いので最初から真剣に見てれば良かったと後悔してます。
雍正帝の後宮には皇后以下沢山の寵妃がいます。
そして自分の地位を上げる為に「誰と組むべきか?」と離合集散を繰り返します。
後宮は正妻としての皇后が取り仕切ってるのですがその立場も安泰とは言えません。
誰かが男の子を産んでその子が皇帝の跡取りになったら産んだ母親は皇太后として権勢を振るう事ができる。
だから今自分より地位の低い妃や姫でもいきなり自分を追い越すかもしれない。
この様な背景があるので他の寵姫が妊娠したら流産させようと薬盛ったり、殺害しようとしたり一日たりとも気が抜けない日々を送っているのです。
ライバルを陥れたり、皇帝の子を身ごもった妃を流産に追い込んだり、挙句の果てには殺人まで起こる。
安息の日は一日たりともあり得ない。
主人公の甄嬛は雍正帝の寵愛を得るもののそのせいで他の寵妃の嫉妬、恨みの標的となり様々な嫌がらせや攻撃を受ける。
特に後宮で勢力を誇っていた華妃の策略により子供を流産してしまう。
姉妹同然に仲の良かった沈眉荘、安陵容とも溝が出来ていく。
2回目の妊娠の時は皇后に狙われたので頭の良い甄嬛はその皇后自身に敢えて
「私の子供を守って欲しい」と頼む。
この辺りは凄いなあって感心しました。
全三部構成で76話もあるんですが二部までの総集編を見た上でこれから第三部に突入していきたいと思います。
雍正帝の弟の果郡王と甄嬛の禁じられた愛が成就するのか見物です。
「新三国」で曹操を演じてたチェン・ジェンビン(陳建斌)はやはり味があります。
「隋唐演義」で単盈盈を演じていたタン・イーシン(唐芸昕) が祺貴人をやってます。
これだけ大勢女性がいて私がいいと思うのは沈眉荘くらいでした。