【中国時代劇・歴史ドラマ事典】8.隋唐演義

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読む際にはご留意下さい。

 

総製作費30億円超の大作「隋唐演義」の紹介です。
私はまだチャンネル銀河で見てる途中ですが「これは面白い!傑作間違いなし!」と確信したので紹介します。

中国ドラマの場合、誰も知っている人がいないと馴染むまで時間が掛かりますが、私の場合大秦帝国 縦横で恵文王を演じたフー・ダーロンが楊広(後の煬帝)を演じてるのでスッと入っていけました。

まず、流石30億掛かってるだけあってセットが絢爛豪華!キンキラキンです。
そして隋の皇帝の次男である楊広がまあ悪い男!
普通であれば跡継ぎは自分の兄の皇太子なので色々策略を用いて陥れていくのです。

でもその楊広のさらに上を行くのが傾城傾国の美女、蕭美娘。
めちゃくちゃ美人!でも悪女!

そして主役の秦瓊が超イケメン。従弟の羅成もイケメン。
このドラマは剣術・武術のアクションシーンが映画並みにカッコいい!

トラブルメーカーの単盈盈は妹ぽい可愛さ。

今のところはまだ楊広が兄を陥れる工作の途中で、秦瓊は徐々に仲間を増やしてるところですがこれからも期待できそうです。

原作は読んでないので登場人物とかの知識はないのですが、利害関係とか分かりやすい演出になっています。

隋の時代から唐へ移り変わる時期の話なので日本人にとっても「遣隋使」「遣唐使」で馴染みがありますよね。

とにかくまだ10話ほどですがエンタメとしては最高傑作になるんではないかと思わせる出来映えです。

また話が進んでいったら追記します。

(追記1)
14話まで観ました。
相変わらずずーーーと面白い。
最高のエンタメです。

どちらかというとコメディタッチの色彩が強いですね。
というかまだシリアスなシーンはない。

秦瓊がやっと李世民と知り合ったところです。
このままどんどん仲間を増やしていくんでしょうね。

楊広は妹に手を掛けてこれから皇帝の座を奪いに行くところです。

エンタメとしては最高に面白いですが三国志みたいな「人生の教訓」的なのは特にないですね。

また追記します。

(追記2)
前半のクライマックス、楊広が文帝楊堅を殺害するシーンを観ました。

前振りとして一度毒殺しようとするのですが、文帝が楊広に対して感謝の気持ちや親から子への情愛を伝えたので飲もうとした毒入りの薬を「虫が入ってる」と言って捨てるんです。

この時点ではまだ逡巡していたのです。

ただこれまでの悪事が全て露見して自分が廃嫡されることになった時点で心を決めました。

その後即位してからの楊広、改め煬帝は逆らう者を片っ端から殺していきます。

エキセントリックな暴君をフー・ダーロンが怪演しています。
この人は大秦帝国で恵文王を演じた時も凄い俳優だと思いましたがやはり天才です。

(追記3)
やっとここまでバラバラで進んできた英雄たちが集い、義兄弟の契りを結びました。
ここから反隋連合が動き出そうかというところです。

ずっと面白くて楽しんでますが文字通り笑える楽しさです。
だから三国志みたいに駆け引きとか策略とかを楽しむって感じではないですね。

楊広は最初から悪賢くて凄いと思いますが、秦瓊のパートは割とパターン化されていて

喧嘩する→知り合いの知り合いだと判明する→義兄弟になる

こんな感じで秦瓊を中心に集まっていく感じです。

これからいよいよ戦いの火ぶたが切って落とされます。

(追記4)
54話まで見ました。
残り10話を切りました。

歴史上は主役であるはずの李世民が瓦崗寨の英雄たちと合流していよいよ隋を倒そうとするのですがここで一気に登場人物が沢山死にました。

ところで宇文成都を演じてる人はドラマ「大秦帝国 縦横」で義渠駭をやってた人なんですね。
今頃わかったという・・全然雰囲気違うので気付かなかった。
ということはフーダーロンとは初めての競演ではないと。

それにしても富大龍の演技力と存在感は凄いですね。
恵文王も良かったですが煬帝はもっと迫力があります。

中国の俳優は演技力が皆ハイレベルでびっくりします。
下手糞な人一人もいないですもんね。
その代わり色んなドラマで同じ人を見かける率が高いですけど。
この作品もかなり「水滸伝」と被ってるみたいですし。

「新三国」「項羽と劉邦」の俳優の使いまわしぶりは酷過ぎましたけど、やはり演技力の確かな役者さんって例え13億人いる国でもわずかなんですね。

(追記5)

あと4話で終わりです。
かなり沢山の主要人物がいなくなり寂しくなりました。
それにしてもこの作品は沢山の登場人物がいる割にはちゃんとそれぞれキャラが立って愛着を感じる人ばかりでした。
ドラマが終わるのがこんなに寂しいと感じるなんて何年ぶりか・・
本当に素晴らしい作品でした。

(追記6)
遂に全62話見終わりました!
いや~楽しかったです。
最上のエンタテインメントでした。
今まで中国歴史ドラマは色々見てきましたが基本的に暗くて重い話が多いのでこんなに明るくて楽しいものは初めてです。
流石にこれだけ登場人物が多いと下手したら誰が誰やらわからないという事になりがちですが強烈なインパクトのあるキャラクター設定なので混乱することは全くありません。

巧いなあと思った役者さんは

・程咬金役のジャン・ウー
常に余計な事をするトラブルメーカーですがこんなおっさんどこにでもおるよなって感じで素晴らしい演技力です。
・楊林役のシャオ・ロンション
流石ベテランという安定度ですね。
・李元覇役のワン・バオチャン
オツムの弱い特殊キャラを違和感なく演じました。
・宇文成都役のチェン・ハオ
大秦帝国縦横の時はそれ程印象に残らなかったのですが今作は不遇なキャラを良く表現できてました。

後は存在感という点で
・簫美嬢役のバイ・ビン
もう悪女感が顔に出てて凄い。

まあそれでも最高なのはやはり
・煬帝役のフー・ダーロンです。
大秦帝国縦横の恵文王を見た時「この人はタダモノじゃない」と思いましたが本当に凄い役者です。

さて物語は最後ちょっとウルッと来ました。
せっかく李世民と他の兄弟が仲悪いという演出をしてきたのに李淵が唐を建国して終わりだとなんか勿体ないような・・
この後煬帝と同じように兄弟殺しするんですよね・・
でもそれじゃハッピーエンドにならないし。
ここで終わるしかないんでしょうね。

まとめとしては今まで見た中国ドラマで一番楽しかったです。
永遠の友情なんてないというほろ苦い教訓が残りました。
お勧めです!