傾城の雪(中国ラブ史劇)

(追記:2017/02/15)
第50話(最終話)まで見ました。

総論から言うと非常に面白くて印象に残るいいドラマでした。

杭景珍は単なるサイコパスのシリアルキラーですけどね。
演じた女優さん名前は曹曦文だそうです。
なかなか芸達者だと思います。

ドラマ上は憎たらしい恐ろしい子ですが実際は可愛らしい女性ですね。

他の作品では清楚な女性として出てるみたいですし。

プロフ写真なんか普通に美人です。

これ左の男性もしかして曹丕と胡亥役をやってた人かな。

さて終わり方自体は予想通りですけど結局悪事が全て露見した訳でもなく有耶無耶に終わった事など生真面目な人が見たら不満が残るかもしれません。

ところで主人公の江嘉ゲンは最初は天真爛漫な魅力的な少女だったのに両親が死んでからは陰気臭いおばさんになってしまって一気に存在感がなくなりました。そこら辺りから脇役を中心に回すようになりましたね。

毎回ちゃんと盛り上がるポイントがありダレる事無く見れたのは脚本と構成の素晴らしさと言えるでしょう。

杭家の人間は揃って屑だし、他の登場人物も浅はかで愚かな人間がほとんどなのでイライラする事が多かったのは事実ですが、方天羽の存在だけが唯一の救いでした。

あまりハッピーエンドとは言えないですがその方がより記憶に残るのかもしれません。

(追記:2017/02/14)
第48話まで見ました。
自分はこのドラマは非常に良くできてるなと思うのですが、多くの人がこれを見てフラストレーションを感じてたみたいですね。

・主人公が徹底的に不幸
・悪人がずっと野放しで報いを受けない

この辺がイライラするところでしょうか?

さて抗家の人間ですが・・
杭敬亭=江学文には敵意を燃やしていたがそれ以外の人には意外と優しい
杭敬亭の妻=他人にはキツいが身内には優しい
杭景風=優柔不断
杭景珍=自分の親にさえ手を掛けて後悔の念さえ抱かない真性サイコパス

杭景珍が佩芸の子供を流産させた事はとうとう知られず仕舞いで終わりそうです。
この辺の勧善懲悪ではないところが純粋な視聴者には受け入れられないところなのかも。
杭景珍役の人はドラマ放送中、街を歩いて石を投げられたりしなかったんですかね?
なかなかここまでの極悪人っていないですからね。

イライラするのは今回の江福さんや徐恨のようにクソの役にも立たない余計な事をするキャラクターが多いというのもあります。

でもそれを含めて視聴者の感情を激しく揺さぶる事に成功している巧みな脚本と言えるでしょう。
毎回ちゃんと盛り上げるポイントを作り込んでる所が偉いなと思います。

(追記:2017/02/10)
第45話まで見ました。
それにしてもプロットの巧みさに舌を巻きます。
最初の江家と抗家の人間だけならシンプルですが途中でどんどん人数を増やしてちゃんと無駄なく上手く絡めてるところがこの脚本の素晴らしいところです。

登場人物のキャラクター的には抗家は揃いも揃って屑ばかりだし、江家は純粋過ぎて不幸のオンパレード。
その他も優柔不断だったり余計なお節介をしたり、イライラさせられる人が多い。

タイミングのすれ違い、作為、悪意で多くの人の人生が激変させられてしまう様を描いてきましたが最初の数話を除ければひたすら悲劇的色彩を強めています。

そんな中で方天羽だけが唯一の「いい人」、束の間の清涼剤。
このドラマにおいてたった一人の絶対的正義ですね。

方天羽役だけではなく寧王役の人も「則天武后(美人天下)」で観たことありますね。この辺りは于正ファミリーの俳優なんでしょうね。

佩芸と苗玉鳳の一人二役を熱演してるジェニー・チャンは双子の姉妹の性格の違いを演じ分けていて流石です。

早く抗家に天罰が下って欲しい。

(追記:2017/02/09)
第42話まで見ました。
それにしても杭景珍は人間の屑というか悪魔ですね。
母親も屑ですが、こちらはまだ身内には愛情を持っているだけマシ。
この二人が酷すぎて杭敬亭が善人に思えてきました。

方天羽役のミッキー・ホーは于正作品では正義の味方キャラのポジションが定位置。
「則天武后(美人天下)」でも女性を守る役どころでした。

「武則天-The Empress-」で掖庭の中にいた羅将軍役の女性も出てますね。

さて話はいよいよ終盤に向けて収束に向かい始めています。
せっかく兄妹ではないとわかったのに江嘉ゲンは方天羽の元に。
交錯する恋の行方は一体どうなるのでしょうか?

(追記:2017/02/08)
第39話まで見ました。
とうとう初回の徐恨の母親の死の真相が明らかにされたのですが、早口なのと最近追加されたばかりの人物が絡んでるのとで非常に分かりづらい。

どうやら佩芸と苗玉鳳は双子らしい。
苗青は徐恨の母親の姉妹かと思ったが違うのか。
母親は一番の美女らしいし、苗青は普通のおばちゃんだしな。

終盤に向けて敢えて糸を絡めて複雑にしていこうという意図を感じる。

(追記:2017/02/07)
第36話まで見ました。
父親を死に追いやった宦官の白常喜に復讐を果たした江嘉ゲン。
これであらかたの謎は解けて一段落。

新たな舞台に追加された登場人物。
何故か佩芸さん役の女優さんが使い回しで再登場。
この唐突に登場した佩芸に瓜二つの苗玉鳳とその叔母の苗青、ちなみにこの苗青役の人は「則天武后(美人天下)」でも出てました。

ところでこのドラマの脚本のユニークな点は

・視聴者は知ってるが劇中の登場人物は知らない謎
→江学文や佩芸の死の真相、徐恨の父親が杭敬亭である事など。

・登場人物も視聴者もまだわからない謎
→第1話冒頭の女性が何故殺されたのか?

という二重構造になっているところですね。

恐らくこの佩芸に瓜二つの苗玉鳳とその叔母の苗青が徐恨の出生に関係していると思われるが・・
どうなんでしょうね?

(追記:2017/02/03)
第33話まで見ました。
しばらく穏やかなストーリー運びだったのですがここに来てまた急な展開。

杭景風の子を宿した佩芸ですが、鬼畜妹の杭景珍のせいで子供を死なせる。
大反対を押し切って景風は佩芸と結婚することになりましたが今度は鬼畜母の罵倒によって結局自害。
ところで中国のドラマって全話撮影終了した後にOPとEDを制作するのでオープニングの主題歌の映像で完全にネタバレするんですよね~佩芸が首吊るシーンも最初から分かってるので衝撃がない。

一方、徐雷が徐恨と江嘉ゲンの暮らす家にやってきて全ての秘密を暴露。
龍袍のトリックも明かされます。
そして江嘉ゲンを殺そうとしたところを徐恨が父親と知らずに殺害。

自分たちが姉妹だと分かり、しかも徐雷が江学文を罠に嵌めて殺した事も明らかになったので徐恨は江嘉ゲンと一緒に居れないと告げる。

・・と不幸のオンパレード。
愛し合う二人が実は兄妹だったというのはよくあるパターンですが、このドラマの場合はそれ自体が間違いであるという二重のミスリードという仕掛けになってるのが面白い設定です。

杭家の鬼畜母娘には毎回イライラさせられますが話としては毎回飽きずに楽しめます。
母親と娘が極悪過ぎて杭敬亭が善人に思えてしまうのが恐ろしいところです。
実際はこのおっさんが諸悪の根源なんですけどね。
後は息子の杭景風は守る守ると言いながら江嘉ゲンも佩芸も守れなかったヘタレ野郎です。
姑と小姑から嫁を守るのは旦那の責任なのに。

ここからまた次のステージに移るような感じです。

(追記:2017/02/01)
第27話まで見ました。
それにしても巧みな設定に感心しきりです。
命の恩人である方天羽を助けたい江嘉ゲンと桑農家を守りたい徐恨という対立軸。
恋心と義理の間で揺れる二人。

一方、根性が腐りきっている杭景珍は恋心に目覚めて尽くす女に大変身。
でも母親は徹底的に屑で凄い。

方天羽役の人は同じユー・ジョン(于正)プロデュースの「則天武后(美人天下)」にも出てましたね。

徐恨と佩芸役の人は「宮 パレス2」にも出てます。

この辺りは于正お抱えの俳優さんと言ってもいいでしょう。
もっとも、ドゥ・チュン(杜淳)は売れっ子なんで「水滸伝」「隋唐演義」にも出てますし、もう見慣れた顔です。

いよいよ半分経過しましたのでこの後どんな展開になるのか楽しみです。

(追記:2017/01/26)
第18話まで見ました。
ここ数話に渡り急転直下の展開を経て一旦話が落ち着きました。
しばらくは穏やかな流れになりそうです。
主役の江嘉沅を演じる董潔(ドン・ジエ)さんはこの作品で初めて見ましたが、天真爛漫な少女から不幸のどん底で暗く落ち込む様まで幅広く素晴らしい演技で表現されています。

それにしても杭家の母娘はろくでもない人間の屑ですね。
家長の杭敬亭は流石に自分の代わりに江学文が徐雷の仇討ちの標的になったと知ってからは少し同情の念も垣間見えてますが・・急に徐恨を養子にしたいとかどうして真相がばれないのか不思議です。

(追記:2017/01/25)
第15話まで見ました。
凄い怒涛の展開!
全50話でまだ半分にも満たないのにまさかの徐親子の謎が明かされる。
そして追い打ちをかけるように衝撃的な事実がもう一つ・・
なんか一気にネタバラシをしてしまうところがちょっと勿体ないというか。

徐恨に急に優しくなる杭敬亭。
分かり易い手のひら返しです。

こういう人間関係の糸を繋ぎかえる手法は大昔の日本のドラマでもよくありましたね。
ここから第二幕が始まるといったところでしょうか?

(追記:2017/01/24)
第12話まで見ました。
いや~本当に面白い!
ここまで1話たりともつまらない回がない!
話の進め方も巧みですね。
まず第1話の冒頭のシーケンスで女性の迫害と残された赤ん坊の謎を提示。
本編に入ってからは最初に核となる江家と杭家を描く。
そこに流浪の徐親子が登場。
この限られた人数の登場人物に慣れたところで新たなキャラを順次投入。

何よりも単調さを感じさせない脚本が秀逸です。
色んな人間関係が複雑に絡み合い謎も増えていくので一瞬たりとも見逃せません。

単なるラブロマンスには留まらない復讐劇の様相も感じさせながら、その復讐を願う人物も一人ではなく複数いる・・
ミステリー&サスペンスの要素も上手く織り交ぜた素晴らしい作品です。

後はばら撒いた伏線をどのように回収していくのかが楽しみです。

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中国のドラマには「ラブ史劇」というジャンルがあります。
これは時代劇というフォーマットを採った恋愛ドラマなんです。
だから私が好きな歴史大河ドラマとは趣が違うのですが見てみるとなかなか面白い。

この分野、実はユー・ジョン(于正)というプロデューサーの作品が目立ちます。
「美人心計」三部作「宮 パレス」シリーズもこの人ですね。

そのユー・ジョン制作の「傾城の雪」です。
流石第1話から視聴者の心を掴むのが非常に巧い。

一人の女性が村人の集団に追いかけられてとっさに抱えていた赤子を隠した後、捕まって火あぶりにされて殺されるシーンから始まります。

時が流れて二人の流浪の親子が仕事を求めてある屋敷へ。
この舞台となる蘇州は皇宮御用達の刺繍の名手が集まる全国一の刺繍の町。
主人が刺繍の神と称される江家の娘が主人公の江嘉沅。
彼女は同じく刺繍が家業の杭家の杭景風が許婚。

江嘉沅は能天気なおてんば娘でしょっちゅう問題を起こすのですが、そこに先ほどの流浪親子の息子の方の徐恨が絡んで三角関係に。

江嘉沅は徐恨に興味がある。
そして江嘉沅に仕える若い女性の江佩芸は杭景風に心を寄せるという複雑に恋愛関係の糸がどんどん絡んでいきます。

コミカルな中に人間の色んな感情が表現されていてなかなか凝った脚本です。
テンポも良くて非常に見やすいですし分かりやすいのでお勧めです。

徐恨役のドゥ・チュン(杜淳)はもう馴染みの顔ですね。
水滸伝では間男する西門慶役、隋唐演義では出世して李世民役。
宮 パレス2にも出ていました。

それにしてもこの主役のドン・ジエさん、なかなか演技が素晴らしいですね。
明るく活発でとてもチャーミングです。
私生活では離婚したそうですが。

私もまだ観始めたところですがこの後、どんな展開になるか楽しみです。