ここからまた次のステージに移るような感じです。
(追記:2017/02/01)
第27話まで見ました。
それにしても巧みな設定に感心しきりです。
命の恩人である方天羽を助けたい江嘉ゲンと桑農家を守りたい徐恨という対立軸。
恋心と義理の間で揺れる二人。
一方、根性が腐りきっている杭景珍は恋心に目覚めて尽くす女に大変身。
でも母親は徹底的に屑で凄い。
方天羽役の人は同じユー・ジョン(于正)プロデュースの「則天武后(美人天下)」にも出てましたね。
徐恨と佩芸役の人は「宮 パレス2」にも出てます。
この辺りは于正お抱えの俳優さんと言ってもいいでしょう。
もっとも、ドゥ・チュン(杜淳)は売れっ子なんで「水滸伝」「隋唐演義」にも出てますし、もう見慣れた顔です。
いよいよ半分経過しましたのでこの後どんな展開になるのか楽しみです。
(追記:2017/01/26)
第18話まで見ました。
ここ数話に渡り急転直下の展開を経て一旦話が落ち着きました。
しばらくは穏やかな流れになりそうです。
主役の江嘉沅を演じる董潔(ドン・ジエ)さんはこの作品で初めて見ましたが、天真爛漫な少女から不幸のどん底で暗く落ち込む様まで幅広く素晴らしい演技で表現されています。
それにしても杭家の母娘はろくでもない人間の屑ですね。
家長の杭敬亭は流石に自分の代わりに江学文が徐雷の仇討ちの標的になったと知ってからは少し同情の念も垣間見えてますが・・急に徐恨を養子にしたいとかどうして真相がばれないのか不思議です。
(追記:2017/01/25)
第15話まで見ました。
凄い怒涛の展開!
全50話でまだ半分にも満たないのにまさかの徐親子の謎が明かされる。
そして追い打ちをかけるように衝撃的な事実がもう一つ・・
なんか一気にネタバラシをしてしまうところがちょっと勿体ないというか。
徐恨に急に優しくなる杭敬亭。
分かり易い手のひら返しです。
こういう人間関係の糸を繋ぎかえる手法は大昔の日本のドラマでもよくありましたね。
ここから第二幕が始まるといったところでしょうか?
(追記:2017/01/24)
第12話まで見ました。
いや~本当に面白い!
ここまで1話たりともつまらない回がない!
話の進め方も巧みですね。
まず第1話の冒頭のシーケンスで女性の迫害と残された赤ん坊の謎を提示。
本編に入ってからは最初に核となる江家と杭家を描く。
そこに流浪の徐親子が登場。
この限られた人数の登場人物に慣れたところで新たなキャラを順次投入。
何よりも単調さを感じさせない脚本が秀逸です。
色んな人間関係が複雑に絡み合い謎も増えていくので一瞬たりとも見逃せません。
単なるラブロマンスには留まらない復讐劇の様相も感じさせながら、その復讐を願う人物も一人ではなく複数いる・・
ミステリー&サスペンスの要素も上手く織り交ぜた素晴らしい作品です。
後はばら撒いた伏線をどのように回収していくのかが楽しみです。
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中国のドラマには「ラブ史劇」というジャンルがあります。
これは時代劇というフォーマットを採った恋愛ドラマなんです。
だから私が好きな歴史大河ドラマとは趣が違うのですが見てみるとなかなか面白い。
この分野、実はユー・ジョン(于正)というプロデューサーの作品が目立ちます。
「美人心計」三部作や「宮 パレス」シリーズもこの人ですね。
そのユー・ジョン制作の「傾城の雪」です。
流石第1話から視聴者の心を掴むのが非常に巧い。
一人の女性が村人の集団に追いかけられてとっさに抱えていた赤子を隠した後、捕まって火あぶりにされて殺されるシーンから始まります。
時が流れて二人の流浪の親子が仕事を求めてある屋敷へ。
この舞台となる蘇州は皇宮御用達の刺繍の名手が集まる全国一の刺繍の町。
主人が刺繍の神と称される江家の娘が主人公の江嘉沅。
彼女は同じく刺繍が家業の杭家の杭景風が許婚。
江嘉沅は能天気なおてんば娘でしょっちゅう問題を起こすのですが、そこに先ほどの流浪親子の息子の方の徐恨が絡んで三角関係に。
江嘉沅は徐恨に興味がある。
そして江嘉沅に仕える若い女性の江佩芸は杭景風に心を寄せるという複雑に恋愛関係の糸がどんどん絡んでいきます。
コミカルな中に人間の色んな感情が表現されていてなかなか凝った脚本です。
テンポも良くて非常に見やすいですし分かりやすいのでお勧めです。
徐恨役のドゥ・チュン(杜淳)はもう馴染みの顔ですね。
水滸伝では間男する西門慶役、隋唐演義では出世して李世民役。
宮 パレス2にも出ていました。
それにしてもこの主役のドン・ジエさん、なかなか演技が素晴らしいですね。
明るく活発でとてもチャーミングです。
私生活では離婚したそうですが。
私もまだ観始めたところですがこの後、どんな展開になるか楽しみです。