【キングダム 戦国の七雄 第1話 燕編/消え去りし国】
【キングダム 戦国の七雄 第2話 趙編/動乱の国】
【キングダム 戦国の七雄 第3話 楚編/貴族の死】
【キングダム 戦国の七雄 第4話 韓編/権謀術数の代償】
の続き。
七雄の中で地理的に中央に位置する魏です。
しかしまあえげつないですね。
もう常軌を逸してます・・
賢人を招くのが重要。
同様の話が後の秦でもありました。
お上の言う事は信用されない時代でしたから変法の取っ掛かりとしてはまずは「お上は約束を守る」と庶民に信じてもらう事でした。
呉起は他国の妻がしては任用されないと殺してしまうようなお方。
結果悪評高い人物として知られてしまう。
軍事の天才。
魏・趙・韓は三晋で元は同じ国。
斉に勝つとはなかなかやりますね。
さっきの魏・趙・韓は分裂する前の魏氏・趙氏・韓氏の事のようです。
これで晋は分裂。
分裂すれば弱体化するのにね・・
相邦になれず憤る呉起ですが・・
公叔座は呉起の前で一芝居を打つ。
公女を娶ると悲惨な目に遭うと思わせて後に公女との縁談を持ち掛けられた際に断るように仕向けた。
ほらきた。
まんまと罠に嵌った呉起としてやったりの公叔座。
ちなみに公叔座は後に秦で変法を実施する商鞅の師。
呉起の最期は既に楚編で見ましたが、また本編でも繰り返すんでしょうね・・
有名な逸話が続きますね。
この辺りからは秦編への伏線でもありますね。
公孫鞅は衛鞅とも呼ばれる。後の商鞅。
「大秦帝国」第一部の主人公。
このやり取り一つ取っても公孫鞅の才覚を感じます。
この頃の中国は才人が綺羅星の如く輩出されてましたね。
自分の地位を脅かす才能の持ち主を排除しようと・・
龐涓によって両脚を切断された孫臏。
しかし龐涓は愚かですね。恨みを買えばずっと復讐に怯える事になるのに。脅威になるなら殺しておくべきでした。
案の定こうなりますよね。
「囲魏救趙」の由来。
自業自得。
魏は才人を多く抱えていながら皆他国へ逃す羽目になるんですよね。
秦が用いた人材は皆祖国を見切ってやってきた余所者なんですよね。ここが魏と秦の純然たる差。
有能な人材を数多く揃えた方が勝つというのは秦を見ればよくわかります。
また才人の恨みを買い復讐されるパターン。
「昭王」でもここの下りは詳しく描かれてましたね。
あらぬ疑いを掛けられてボコボコに殴られて厠に放り込まれた挙句に小便まで掛けられる范雎。
名前を変えて出世した范雎にのこのこと会いに来た須賈。
ほんと馬鹿。
人の恨みを買うと碌な事がありません。
魏の君主は歴代暗君ばかりでしたね。
「大秦帝国」見ればそれがよくわかります。
秦の君主は度量が広い。特に孝公~恵文王~昭襄王は。
信陵君は戦国四君の一人。姉が趙の平原君の妻になっていたので救出に来た。
もう切羽詰まった状態。
五ヶ国連合軍って凄いですがそれでやっと互角という秦の強大さ。
この手の離間の計は非常に多いのですが相変らず引っ掛かる人の多い事。
魏って敵に塩を送り続けてましたよね。
こうやって眺めてみると滅亡して当然ですね。
ということで次は斉編です。