【キングダム 戦国の七雄 第1話 燕編/消え去りし国】
【キングダム 戦国の七雄 第2話 趙編/動乱の国】
の続き。
楚が三番目というのは違和感を感じますね。大国ですし。
自分の感覚では韓→魏→楚→斉→秦ですが・・
いきなり著名な呉起登場。
このシリーズは初めに結末を見せてから冒頭に戻るという演出スタイルで一貫してますね。
最初は他の諸侯から見下されていたようです。
ここから成り上がりが始まるのですね。
周王朝なんて糞くらえってところでしょうか?
呉越も併呑しましたしね。
どこでも余所者扱いされてたんですね。
中国伝統の「狡兎死して走狗烹らる」パターンの始まりです。
商鞅と同じパターンで主君の支持がある内は権勢を振えますが、代替わりした途端失脚するんですよね。
後ろ盾がなくなってさあ大変。
ここで冒頭シーンに戻る・・
呉起の死を口実に貴族も大量に葬り去る。
「大秦帝国」二部の主人公が張儀です。縦横家で「第1話 燕編」に出てた蘇秦とは鬼谷先生の兄弟弟子です。
屈原は張儀を信用するなと諫言しますが聞き入れられない。
騙されて怒って戦をして惨敗。
この件は「昭王」で詳細に扱ってましたね。
いずれも一時の栄華でしたが。
それでこの順番なんですね。
一時しのぎでしかありませんね。
戦国四君の一人。
ここからはWikiにも載ってるエピソード。
こんな爺さんに・・
この事が後でややこしい事に・・
恐ろしい企みが・・
春申君の子を孕んだ李環が楚王に嫁げば子は次の楚王になると。
騙される人。
呂不韋-始皇帝と同じパターンなんですよね。
項燕の子が項伯・項梁で共に項羽の叔父にあたる。
滅亡しておしまい。
ところで一つの出来事を異なった視点から見るというのは芥川龍之介の「藪の中」とかアントニイ・バークリー「毒入りチョコレート事件」を思い出します。