漫画「キングダム」で中国の歴史、特に取り上げられてる「春秋戦国時代」に興味が出て来た人にお勧めのドラマを挙げてみます。
「大秦帝国」
第一部-黒色裂変
まずはなんと言ってもキングダムと同じ「秦」が舞台のドラマ「大秦帝国」です。
秦の始皇帝(嬴政)が中国全土を統一するまでのストーリーを六代前の君主から描くという壮大なスケール。
全六部でまだ第二部までしか放送されていません。
第一部が「大秦帝国 The Qin Empire 黒色裂変」
始皇帝(嬴政)の六代前の秦の君主、孝公(嬴渠梁)が中国の西端で弱小の国を改革によって強大化していきます。
採用した衛鞅による「法治」の導入により、それまで諸国から軽んじられていた秦は恐れられる程にまで成長しました。
第二部-縦横
第二部が「大秦帝国 縦横」
孝公(嬴渠梁)の息子、恵文王(嬴駟)が縦横家「張儀」を起用し、他の六国と渡り合うところが見どころです。
「合従連衡」という言葉はこの時に生まれました。
「孫子兵法」
さて、春秋戦国時代というのは春秋時代と戦国時代を一つにした呼び名です。
秦の始皇帝の中国全土統一をもってこの時代は終わります。
この春秋時代に存在した呉と越という国を取り上げたドラマにも面白いものがあります。
「呉越同舟」の言葉通り、ずっと戦い続けた敵国同士です。
まずは「孫子兵法」
「孫子の兵法」は誰でも聞いた事があるかと思います。
それを生み出した孫武は元々斉の国の人ですが内乱の為、呉に逃れてきました。
そして同じく楚から逃れて来た伍子胥と共に呉の強大化に尽力します。
「死者に鞭打つ」という言葉は父兄を楚の平王に殺された伍子胥がその復讐に平王の死体を墓から掘り出して300回鞭打ったところから生まれました。
この時から呉と楚は敵国同士で幾度も戦をしました。
このドラマは呉からの目線で描かれています。
「燃ゆる呉越」
その呉越の戦いを今度は越から描いたドラマ「燃ゆる呉越」です。
このドラマは非常にお勧めです。
越が呉に敗れて越王「勾践」が呉王「夫差」の奴隷になります。
後に「臥薪嘗胆」という言葉の元になりました。
とにかく勾践にとっては屈辱の日々が続きますが、ずっと耐え続け臣下の范蠡の英知もあり最後に復讐を果たすという物語です。
「項羽と劉邦」
このドラマ「項羽と劉邦」は始皇帝が中国を統一した後のお話なので春秋戦国時代とは言えないのですが、始皇帝と秦の最後が描かれています。
この秦の時代の後、劉邦が「漢」を建国。
そしてその漢の末期から三国時代に流れ込んでいきます。
中国のドラマは面白い
以上5作品を紹介しました。
中国の歴史ドラマは面白いだけじゃなく駆け引きなど人生にも役立つ事が沢山得られるので是非見て頂きたいです。