(追記21)
第52話最終回まで見ました。
なんか、前半は平成ライダーの最終回みたいな感じですけど…
中国ドラマあるあるですけど最終話に色んな話詰め込み過ぎ!ラストシーンも変なぶつ切りだし…
金庸の作品は最後に発狂する人物が出てくるのはお決まりなんですかね。「天龍八部」でも慕容復が最後頭おかしくなってましたし。
死んだと思ってたあの人が生きてました。
原作は三部作の第一作なので、第二作へ続く伏線があるのですが、それもちゃんと描かれてました。
でも、このメンツで次作「神雕剣侠」を作る訳でもなさそうですが。
全体を通しての感想。
まず良かった所。
・風光明媚なロケ地で観光気分に浸れた。
→まあ、セット+合成も多いけど。
・戦闘シーンが凝っていた。
→これに関しては、スロー&ストップモーションが多いので迫力やスピード感は削がれるきらいがありましたが。
・黄蓉が設定も演じる女優の演技レベルも良かった。
駄目な所。
・主人公郭靖が愚鈍で融通が利かない頑固者。その割には武芸だけはやたら飲み込みが速くて矛盾してる。
→あくまでも原作の問題なので演じてる俳優に罪はない。むしろちゃんと愚鈍を表現できてた。
・複雑な設定、やたら多い登場人物が活かしきれてない。
→本作は金庸の初期の作品であり、まだこなれてない部分が多い。後期の作品はちゃんと活かせている。
「天龍八部」や「鹿鼎記」は大傑作で、2作品とも見終わった後は、大満足だったのですが、本作は残念ながら、ほぼ不満しか残らなかったですね。
並行して見た「月下の恋歌 笑傲江湖」もあんまり印象に残らない出来栄えでしたけど、まだエンタメ要素が強くてマシだったかな。
洪七公を演じたチャオ・リーシン(趙立新)はドラマ「曹操」での曹操役で大好きになったんですが、この人はどんな役をやらせても味がありますね。
このドラマ、ストーリー自体は正直つまらなかったですが俳優陣の演技レベルは皆、素晴らしかったです。
中でもやはり黄蓉が良かったですね。ここがもっと凡庸な女優なら完全な駄作で終わってましたね。まだほとんど新人に近い女のコがこんな演技をしてしまう中国恐るべしです。
(追記20)
第50話まで見ました。
相変わらず優柔不断な郭靖にはイライラしますね。
宋人でありながら蒙古のハーンの元で金と宋を滅ぼすように命じられた郭靖。
この辺の下りは「天龍八部」の主役である簫峯が遼人(契丹人)でありながら育った宋との板挟みになるのと同じで民族間の争いによる不幸を表しています。
郭靖、こんなに無敵状態なら、母親死ぬ前に逃げろよ…本当に最初から最後までとことん馬鹿でどうしょうもない主人公です…
(追記19)
第49話まで見ました。
取ってつけたように蒙古とホラズム・シャー朝との戦いが。金庸の作品はこの辺の異民族の争いを取り入れるのが好みみたいですね。ホラズム・シャー朝は今のイラン辺りで、チンギス・ハーンが征服したのは史実通りですが、この物語においてはなんの必要性もないくだりです。小説なら何でもありでいいのですが、映像化作品となると、この戦闘シーンだけでかなりの予算を使ってそうで、本筋とは関係ないのにもったいないと感じてしまいます。
完顔洪烈の最後…この俳優さんは「天龍八部」でも権力欲に囚われた憐れな男の役でしたが本作でも同じような役回りでしたね。
…と書いてきましたが、無辜の民を殺す場面に遭遇して郭靖のハーンへの忠誠心に揺らぎが生じます。なるほどこれならもっと堂々とコジンとの結婚断われますね。
(追記18)
第48話まで見ました。
黄蓉を探すのは中断して蒙古に戻ります、黄蓉が見つからなければ誰とも結婚しません、見つかれば約束通りコジンと結婚します…
郭靖はアホなのか?
優柔不断過ぎて呆れかえります。
黄蓉の賢さと郭靖の愚かさのコントラストが強過ぎますね。
まあこの辺で蒙古を絡めたいんでしょうね。
この作品が好きになれないのはひとえに主役がバカだから。もっとも黄蓉を主役と捉えればいいんでしょうけど。
(追記17)
第47話まで見ました。
黄蓉の名推理と楊康の破滅。
やはりこの物語は黄蓉が主役ですね。
超人並に賢いです。
全員に誤解が解けて一段落。
欧陽鋒がラスボスなんですかね?
完顔洪烈も敵ですけどこの二人が死んで終了かな?