
孔子
(追記16)
第38話最終回まで見ました。
全38話という構成の中で幼少期にかなりの話数を割き、子供からいきなり成人になり、あっという間に老人に。
それは実際の人生においても体感的には子供の頃は長く感じて壮年を超えると一気に年月が過ぎ去る速度が加速するのと同じです。
何度も書いてるように芸術的な映像で画面はほとんど暗くてかつ彩度も低いので淡い画作りが人生の儚さを現してるようでもあります。
孔丘、陽虎、少正卯の三人の物語として終盤まで続き、孔子と弟子との関係は中盤からオーバーラップしながらその重要度を増しては来ましたが、バランス的は三人の物語の比重が高くて弟子との関係は最終盤になってやっと主題に昇格したのでその辺は物足りなさも感じます。実際、顔回が死んで孔子が悲しむというのは史実通りではありますが、顔回の良さというのをちゃんと描いて来なかったのでその悲しみの深さの訳が見てる者には伝わりません。
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