【中国時代劇・歴史ドラマ事典】11.水滸伝

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(追記:2016/03/10)
無事86話全話見終わりました。
フィクションに文句を言ってもしょうがないが宋江が招安(朝廷に帰順する事)を望んだせいで梁山泊の主要人物が殆ど死ぬ結果となった。

燕青が盧俊義に韓信の例を挙げて奸臣に殺されると警告したにも関わらず、盧俊義は臣下として残り結局予言通り毒殺された。

蔡京、童貫、高俅という奸臣トリオによって結局は陥れらて最後は悲劇のオンパレード。
こんな奸臣を野放しにしてる皇帝も愚かだし、これなら朝廷を倒すべきだったね。

http://plus.lastscene.com/archives/6301

中国の歴史上何度も繰り返されるお得意の「狡兎死して走狗烹らる」のパターン。
本当にアホなんじゃないでしょうか?
歴史に学ぶ気があるのかと。

忠義とかいかにバカバカしいかよくわかります。
尽くしても報われないという現実。
無駄死に以外の何物でもない。

さて全体としては何度も書いてるように
「好漢が出会う→戦う→互角→相手の名前を知る→共通の知人がいる事が発覚→義兄弟になる」
このパターンを何度も見せられる。
もう一つのパターンは奸臣に陥れられて流刑になるというもの。

一人の主要人物に5話位掛けて描く。
それが同じパターンばかりで途中で「またこれか」と思う。

勿論丁寧に人物を描くから思い入れもあり最後の悲劇の感動を呼ぶのだがもうちょっと違う話にして欲しかった。
原作が講談の寄せ集めなので変えようがないから仕方ないのだが。

同じスタッフで後に作られた「隋唐演義」の方がテンポよく話が進むし煬帝のサイドストーリーが面白いので全体の出来としては上だと思う。

水滸伝は三国志のように人生の学びみたいなものは一切ない。
ただ一つだけ挙げるとすれば宋江が好漢を仲間に引き入れる時の口説き方が一人ひとり真摯に向き合い心を込めて説得する姿は感銘を受けた。その繰り返しによって小さな集まりから108人の英傑の集いになったのだから。

エンタメとしてはそれなりに楽しかったです。

(追記:2016/03/1)
第72話まで見ました。
第70話でやっと百八星が揃ってここからやっと物語が動き出すって感じです。
つまり70話も掛けて登場人物の紹介をしてきたようなもんですから非常にいびつなストーリー展開ですね。
一人ひとりのエピソードが独立した話なんですがぶっちゃけ同じパターンを何度もリピートしただけですしね。
首に板嵌められて流刑地に連れられるシーンとか連続で何回見せられたか。
三国志と違って知的な楽しみってのは皆無です。
どちらかというとマイルドヤンキーにも理解できる位の分かりやすさです。
戦って互角で共通の知り合いがいて仲良くなる・・みたいな。
肉体ではなく頭を使う人が実質的に呉用しかいなくてしかもその献策も大した事ないものばかり。
男同士の友情とか義を味わうドラマですな。

(追記:2016/02/19)
第58話まで見ました。
晁蓋が死んでしまいました。
梁山泊に大方の好漢が集結したところでこれからやっと話が動き出すという所ですね。
ここまでは登場人物の紹介みたいなもので同じパターンを何度も見せられて正直ウンザリです。
感情移入させるために丁寧に描いてきたのでしょうが基本フォーマットが同じなのでもっとテンポよく出来なかったのか?と思います。
後に同じスタッフにより作られ出演する役者も重複している「隋唐演義」の方がワンエピソード1話で進むので見やすいです。

(追記:2016/02/10)

まだ先は長いのですが・・
とにかく好漢が出会い仲良くなるというパターンが何度も繰り返されるし、女性が出てくれば「毒を盛るか、不義密通をするか」のどちらかだし、あまりにも同じ話の繰り返しにダレてくる。

はっきりいって雑魚キャラの同じパターンの話は省いたらもっと総話数少なくて済んだのに。
その方が締まりがあって良かったと思う。

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書き直しました。

好漢が好漢と戦う→互角→お互いの名前を訊く→共通の知り合いがいることが判明→仲良くなる

この水滸伝も「隋唐演義」も基本このパターン。

中盤に入ってそのパターンがひと休みで今度は悪女シリーズ。
それも1組の話が終わったらまた違うグループの悪女話。
それにしてもなかなかの美人揃い。
かなりハイレベルの美女が立て続けに登場するので楽しいです。

「隋唐演義」では李世民だった人が間男役で出てます。
林冲の人も「隋唐演義」に出てましたね。

「隋唐演義」を見た後だと出演者も被ってるしBGMも共通だし、ストーリー展開も似ているので見やすいですね。

主要人物のエピソードを順番に話数を掛けて丁寧に描いていくのでなかなか進展しません。
林冲、魯達、宋江、武松・・と描いてきてバラバラのピースがもう少しで一つになりそう・・ですが結構焦らします。

梁山泊に集結するまでに70話も掛かるので道のりは長いです。

この作品は純粋にエンタメとしては非常に面白いのですが三国志のように何か人生の教訓になるような事を学べるか?というとそんな事はほとんどありません。

基本山賊とか人殺しの集まりな訳ですし、政治的な駆け引きがある訳でもない。

そういう意味では同じ好漢と好漢が出会い闘い力を認め合って義兄弟になるという基本フォーマットに政治的なサイドストーリーも並行して描いてる「隋唐演義」の方がより深みのあるドラマと言えるかもしれません。

ただこちらの方が頭を使わずに楽しめます。