全73話もあるドラマの感想を1本の記事で書くこと自体無理がありました。
結局3分割になりました。
(追記44)
肝心なことを書くの忘れていました。
本作におけるチャオ・リーイン(趙麗穎)は完璧でした。
これまで「後宮の涙」と「花千骨」で見た時はちっとも良いとは思えなかったんですが今回は文句の付けようのないパーフェクトな演技。
あと顔もかなり変わりましたよね。
前は千秋みたいな顔で正直ちっとも可愛いと思えませんでしたが明蘭では凄く可愛かった。
芸能界では顔をいじるのは当たり前なので変わるのはよくあることですがかなり綺麗になりました。
ほんと土下座して謝らなければと思うほど良かったです。
(追記43)
全話見終わったので総評を書いておきます。
通常70話を超える大作となると貴重な時間を割いてる分評価は厳しくなります。
初め「王朝ドラマでも宮廷ドラマでもない単なる家庭の話が何故こんなに高評価なのだろう?」と訝しみながら見始めました。
琅琊榜の制作会社ということでロケ地やセットが素晴らしく美しい。
そこはやっぱり流石だなと思いました。
次に気付いたのがこの当時の中国の身分制度というか男は側室を持つのが当たり前。
しかも正妻が産んだ嫡子と側女が産んだ庶子では歴然とした格差があるということ。
そして郡王・国公をはじめ侯爵・伯爵など爵位の差で家の格が決まり子息子女の婚姻も家の格が同等かどうかが最重要視される。
舞台となる盛家の当主、盛紘が事ある毎に家の格や体面を口にするのはこのドラマのテーマの一つだったからでしょう。
さて本作のもう一つのテーマというかこちらがメインでしょうがそれは「夫婦の有り様」です。
沢山の夫婦が登場し、それぞれ夫が側妻を持ち正妻との争い事も度々出てきます。
盛紘の正妻・王若弗と側女である林噙霜の争い以外にも多くの夫婦間のいざこざが頻出しました。
そんな中で主人公明蘭がまだ幼い子供の頃に自分の生母が出産時に死んでしまいます。
この時にもう一人の主人公である顧廷燁と出会ってるのですね。
その後、しばらくは盛家内のゴタゴタや娘の恋愛話が続きます。
それと平行して身内から冷遇される顧廷燁の姿も描かれます。
盛家以外の家族も描かれますが中でも重要なのが皇帝とその一族です。
最初の印象では一家族の小さな話かと思いましたが複数の家族、そして皇族の権力継承の話も絡み話は進むにつれ複雑化していきます。
上手いなと思ったのはこのドラマは冗長になりそうな箇所はバッサリ削ってるんですよね。
視聴者がちゃんと想像で補えば理解できるだろう所は飛ばして話を先に進める。
これでテンポよくストーリーが進みました。
明蘭が二人の男性との出会いを経て結局は顧廷燁と結ばれるのがちょうどドラマの折り返し地点。
ここまでも苦難の連続でしたが窮地の度に明蘭を助けてきたのが顧廷燁だったんですよね。
あまりにもタイミングが良すぎてそこだけはちょっと調子良すぎるなと感じましたけど。
結婚後も二人には試練が続きます。
本ドラマはろくでもない「毒婦」が大量に出てきます。
この辺りは後宮モノや「名家の妻たち」にも通じるところがあります。
本当に胸クソが悪くなるような糞女が多数でウンザリしますが、それだけ本作の俳優陣の演技力が素晴らしいということ。
中国ドラマを見て思うのは端役まで演技のレベルが高いということ。
特に盛家の大奥様は本作の女性の中では数少ない良心がある優しいおばあさまでしたがとても心に染み入る演技でしたし、盛紘も優柔不断な頼りない男を見事に演じ切ってました。
悪女は皆良かったですね。康夫人が一番上手だと思いましたが秦氏、王若弗に林噙霜や朱曼娘も特徴的で印象に残りました。
個人的にはストーリー自体も琅琊榜1・2より本作のほうが断然上だと思います。
琅琊榜は1も2も早い段階で結末が読めてしまうという欠点がありましたから。
明蘭の幼少時の出来事などドラマ冒頭部の何気ない出来事が終盤になって意味を持ってくる伏線の使い方も秀逸でした。
最後も綺麗に収まって特に欠点らしいところもなく全体として非常にハイレベルな作品だと思いました。
ここ3年ほど見た中国ドラマの中では「エイラク」と並んでTOPクラスに面白かったです。
普通はこれだけ長いと文句の一つも言いたくなるのですがちゃんと無駄なシーンはないのだとわからせる終盤の展開でこの長さも納得ですし、丁寧に細かい所を描いたから見る者の心に残るという事もありますので今回は珍しく文句なしです。
あ、一つだけ文句があるとすれば秦氏の腹心の向というババアが何のお咎めもなく終わったところですかね。
こいつは何人も殺してるのに。
(追記42)
第73話最終回まで見ました。
明蘭がまさに斬り殺されようとした瞬間・・
そうは言いますけどいつもギリギリで間に合ってるから良いじゃない?
まあ、この二人リアルでは本当に離婚したんですけどね。
謀反は鎮圧。
黒幕である皇太后も万事休す。
まあ多分そうだろうなと思ってました。
わだかまりも解けたようです。
さて一番気になるのはこの極悪毒婦二人の行方・・
息子の知らせで全てを悟ると・・
我が子を罵り・・
半狂乱の秦氏は息子を枯井戸に突き落とします。
これがほんとの焼け糞。
こいつも悪いですが母親はもっと悪いような・・
やっと平和が訪れて・・宮中で麦を育てるって凄い。
皇太后は劉貴妃から取り上げた孫と安穏な日々。
この二人もやっと本当の夫婦になったような気がします。
この盛紘の役どころは凄く難しい役で刘钧という俳優さんの演技力は素晴らしいなと感心しました。
ここから種明かしですが明蘭は直訴して倒れた後・・
皇后から真相を知らされてたんですね。
道理で顧廷燁が窮地に現れた際の第一声が「なぜこんなに遅かったの?」だったんですね。
普通なら生きてたことに驚くはずですもんね。
あー全ての設定やシーンに意味がありちゃんと伏線として活かされてるんですね~巧みな脚本だわ。
半狂乱は芝居だったと・・
あーやっと平穏な日々がやってくるのですね・・
こいつも康夫人逃したりと大概の極悪人ですが姉妹の情に免じて許されたのか?
小桃いつの間にか懐妊。
大家族の団欒は羨ましいです。
めでたしめでたし・・
また後で総評書きます。
(追記41)
第72話まで見ました。
盛家で養生している明蘭の元へ厚かましくも秦氏の腹心のババアがうちに来いと伝えに来る。
全員ブチギレ。
国境で戦が起こり一兵卒として駆り出された顧廷燁。
大敗し英国公も顧廷燁も行方不明で皇帝は倒れる。
この機に乗じて明蘭誘拐未遂。
顧家の中に武装した一味を招き入れるババア。こいつだけは八つ裂きにしたい。
外は敵だらけ・・
宮廷は劉貴妃とその義兄により包囲される。皇太后派のクーデターです。
赤子を殺しに来たのは朱曼娘。
赤子を刺そうとした瞬間・・
ばあやのクリティカルヒット。
死に顔も凄いリー・イーシャオ(李依曉)さんもここでお役御免。
あら、やっぱり陽動作戦だったのね。そんな気がしてた。
生母が死んだ直後なんですが明蘭を初めて母と呼びます。この子も可哀想ですね。
まあこれで最終回は安心して見れますけどあのラスボスと腹心はちゃんと死ぬんでしょうね?
(追記40)
第71話まで見ました。
斉衡と妻の申和珍。
斉衡が明蘭への思いを断ち切れなくてさぞや寂しい思いをしたでしょうが自分の才覚で夫の心を取り戻しましたね。
申和珍は薄化粧なので地味に見えますが美人だと思います。
赤子の祝いの宴でも嫌味しか言わない腐った女。
それに引き換えこの娘はとってもいい子。
丹橘さんも幸せそうで何より。
またもや赤子の命を狙う者。こいつが前回登場時どんな話だったかもう覚えてない・・
直訴の太鼓を鳴らす明蘭。
この腹心のババアは絶対死んで欲しい。
飛鳥尽きて良弓蔵る
狡兎死して走狗烹らる
功績を上げた臣下も用無しになれば捨てられるの意です。
こちらでは范蠡が・・
こっちでは韓信が言った言葉です。
半狂乱の妹を見てほくそ笑む盛墨蘭でしたが・・
家では夫が自分の侍女に手を出していました。
咎めると逆に過去の事を持ち出され・・
なんと側女の赤子を殺してました・・母親と一緒じゃん・・
侍女からも三行半。
結局母娘で同じような手管を使い挙句の果てに同じ悪事に手を染め末路も同じなんでしょうね。
(追記39)
第70話まで見ました。
顧廷燁は投獄され明蘭は宮女に化けて皇后に謁見。
最後は縋り付きながら過去の功績を持ち出してまで嘆願。
一方の顧廷燁はのんきに桓王と碁を打ってましたが・・
明蘭が取り乱した事を聞くと大喜び。