(追記3)
22話まで見ました。
ちょうど折り返し地点前後で呂后が死んで、呂禄は殺されて、劉恒が文帝として即位して雲汐(猗房)は皇后に。
物語は一旦、落ち着いた感じになりましたが、せっかく姉に再開できた慎児は雲汐への嫉妬心を全開。
一方、前皇太后張嫣は周亜夫を好きになってアプローチ、それを見た雪鳶がまたヤキモチ焼き。
複雑な策略のドラマからまたドロドロした女の陰謀が始まりそうです。
(追記2)
20話まで見ました。
利害関係が複雑で登場人物も多く、誰と誰が味方で敵か把握するのが大変ですが、大変面白いです。
今回、陳平とかも出てきて呂后の死後反旗を翻すところなんかは史実に基づいています。
主役の妹が架空の人物でその他の劉家と呂家の人間は実在の人物という構成となっています。
多分1回見ただけでは完全に消化できずに何度か見る必要があるドラマですが、個人的にはそういう再視聴に耐えれるドラマの方が価値が上だと思っています。
(追記1)
17話まで見ました。
呂后の絶対的優位にやっと影が差してきました。
呂禄と慎児、劉章と呂魚の2組が呂后を倒す為に手を組んだのも束の間、慎児の策略と呂后の助けを乞う合図を読み取った呂魚によって協力関係は一瞬で崩壊のようです。
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中国古装劇の人気プロデューサー于正さんの美人三部作の第一弾です。
当初は三部作という触れ込みだったのですが、結局その後も作られ続けています。
自分は「美人天下(則天武后)」を一番最初に見ました。この作品は美人三部作の第二作なんですが、何故か日本では第三作になっています。
美人心計と美人天下はOPのテーマ局が同じ曲となっています(アレンジは変わってます)。
出演者もかなりダブってます。ミッキー・ホーとヤン・ミーの他にはかなり多くのキャストが共通です。
美人天下で王皇后だった人が今作でも悲運の王妃役だったりします。
それ以外では「隋唐演義」や「水滸伝」に出てたイエン・クアン(厳屹寛)、「三国志Three Kigdoms」で情けない後漢の皇帝献帝役だったルオ・チン(羅晋)は今作では同じく呂雉に操られるだけの情けない前漢の皇帝役で出ています。この人、「王女未央-BIOU-」では主役でしたがやっぱり頼りない優男役でしたね。
「美人天下」は中国三大悪女の則天武后を題材にしながらも史実完全無視のミステリー仕立ての作品でしたが、本作「美人心計」も同様に中国三大悪女の呂雉(呂后)を題材に確かに登場人物の名前は史実に基づいた人が多数なものの、二重スパイ物の様相を呈しています。
前漢を興した劉邦の死後、呂雉が実権を握るのですが、劉邦の子劉恒を産んだ薄姫に対して警戒を続けていた。それを察知して危害を加えられる事を恐れた薄姫は息子と共に代国に赴任した。
しかし、それでも猜疑心の強い呂后は間者を送り込む。それが主役のルビー・リン演じる雲汐。
結構脚本が凝っていて、常に色んな登場人物がお互いを疑っていて、しかも油断しないのでなかなか謀が上手くいかないところなんかは見ていてかなりスリリングです。