(*全42話視聴完)
【はじめに】
「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」と同じ脚本家。
中国本国では全86話を第1部42話、第2部44話と分けて放送。
「大军师司马懿之军师联盟」「虎啸龙吟」と別のタイトルが付いてました。
【ep1】
頭痛に悩ませている曹操に名医・華佗が開頭術を持ち出した話は「三国志 Three Kingdoms」にもありました。
「三国志 Three Kingdoms」では劉備を演じた于和伟(ユー・ホーウェイ)が曹操役。
それにてもこの脚本家は満寵・司馬懿・郭嘉・楊修が好きですね。
重用するキャラが「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」と同じで、またトンデモ三国志ですかね~。
【ep2】
有名どころの俳優陣が多く出てます。
司馬懿の正室・張春華役には劉涛。「琅琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜」で穆霓凰役でした。
張春華の義妹・郭照は後に曹丕の皇后になる人物。演じてるのは唐艺昕。「宮廷の諍い女」、「隋唐演義」、「後宮の涙」等に出てます。
話の入り口が董承による反乱から始まってます。
献帝役のこの人も情けない小心者を演じさせれば右に出る者はいない王茂蕾。
「ハンシュク」、「神雕侠侣」、「瓔珞<エイラク>」などに出ています。
楊修の野郎、司馬家に罪を擦り付けやがった。
この作品も「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」と同じく三国志のエピソード織り交ぜながら骨格は完全フィクションのストーリーですね。
【ep4】
でもそのうち空箱送るんですよね、わかります。
【ep5】
曹操からの出仕の要請を断るのは史実。自分で足を折るのは創作です。
本作は史実と創作を織り交ぜながらの進行で脚本家が同一人物の「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」と非常に似ています。
恥ずかしながら禰衡は初めて知りました。傲慢不遜だったらしい。
【ep6】
「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」もそうでしたが戦闘シーンはほとんど省略しています。官渡の戦いもいきなり終戦。袁煕の妻を演じてるのは张芷溪で「名家の恋衣」、「皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて」に出ています。
袁紹に通じていた曹操の臣下がこれで分かるのに見ずに燃やしたという有名なエピソードでこれまでにも「三国志 Three Kingdoms」と「曹操」で同じシーンがありました。
本来は曹操と郭嘉の別れは感動を呼ぶ所なんですが、まだ全然関係を描けてないので何も感じませんね。「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」も同じような感じだし、「三国志 Three Kingdoms」の郭嘉は空気でしたし、「曹操」が一番よく二人の関係性を描けていたけど最後は脚色が過ぎてたし・・
【ep7】
「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」は献帝が主役で司馬懿がサブ。敵は曹丕・郭嘉・満寵というこじんまりとした陣容で魏陣営のみ。呉も蜀も一切出ない「名ばかり三国志」でしたが本作は一応諸葛亮は出るんですかね。
司馬懿を師として迎えたいと言う曹丕
【ep8】
本当にこんな詩を詠んだのかは知りませんが良い一節です。
袁煕の妻であった甄夫人を曹丕が娶り、彼女は明帝・曹叡を産みます。
曹沖早世。このドラマ三国志の有名なエピソードを短くつまんでるだけなのでどれも唐突だし見てる方としても何にも感じない。単なるダイジェストみたいな感じで「三国志~趙雲伝~」並みの酷さ。
どうせオリジナルストーリーなんだから定期的に三国志の有名エピソードを挟まなくてはなんて思わなくてもいいのに。
【ep11】
前半の話の軸は曹丕と曹植の跡目争いみたいです。曹丕と甄夫人の不仲は史実であり、それを上手く活用したプロットとなっています。
この荀彧役の俳優さんもあちこちでよくお見掛けします。
絶纓の会は「鳴かず飛ばず」で有名な楚の荘王が自分の后に触れて無礼を働いた臣下を庇った故事。
【ep13】
良いセリフなのでメモ。ところで基本的には曹丕と曹植の家臣同士の争いが続いてますが決着までかなり掛かりそうです。
ひえ~赤壁の戦いを3秒程のナレーションで片付けやがった!
ついでに曹操が魏王に封じられたのもナレーションで完了。
やっぱりなんちゃって三国志ですね。
ところでこれ本当に諸葛亮とか出るの?
それといつまで経っても曹操が劉備にしか見えない・・
大河ドラマで言えば豊臣秀吉を演じた俳優に徳川家康やらすようなものでちょっとキャスティングに疑問符が付きます。もっともユー・ホーウェイはスリキンの時に本当は曹操役希望だったらしくやっと念願叶ったみたいですが。
今のところ全体的な雰囲気も面白さも「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」と同じ。
つまらなくはないけど面白いとまでは言えない位の出来。
【ep13】
「三国志 Three Kingdoms」にもあった楊修の定番のシーン。これで死亡フラグが・・
【ep15】
孫子兵法の一節だそうです。
基本は創作エピソードの本作。
司馬懿がちっとも賢くなくてむしろ愚か者に近い位なんですがこれ位の方がリアルなのかもしれません。
この作品も「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」と同様、三国志の話の筋を知ってるのが前提となっていてかなり雑というか乱暴なストーリー展開です。多分本作が三国志モノ初という人は何のこっちゃ?状態かと思います。
荀彧は曹操の軍師筆頭とは言え漢王朝を重んじていますので簒奪を目論む曹操とは到底相容れません。
【ep16】
空箱キターーーーーー
お前は用無し宣言。
いやいや、あんたが空箱贈ったからやん。泣くのはおかしい。
「三国志 Three Kingdoms」にも同じシーンあったけど曹操ケロッとしてたぞ。
【ep18】
この偽造事件自体は本作オリジナルの創作ですが崔琰が丁儀のせいで曹操に殺されるという史実に上手く繋げています。
ここの動機の部分は史実通りです。史実と創作を上手く組み合わせています。
【ep19】
やっとここまでの伏線が活きてきて面白くなってきました。
司馬懿が全く賢くないのもストーリー的にはいいですね。
【ep20】
やっと「鶏肋」のくだりです。楊修さんの命も残り僅か・・
これはいいセリフ。楊修は捕縛されました。
【ep21】
斬首直前の楊修が司馬懿に投げかけた言葉。司馬懿の行く末を知っているので意味深長に感じます。
司馬懿が呉に行ったというのは創作だと思いますが・・
「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」では呉も蜀も一切出てきませんでしたが、本作ではやっと魏以外の人物登場。孫権・陸遜・張昭と有名どころが。
この陸遜役の人、先ほどのシーンでは初見かと思いましたが、これは見覚えのある顔。
それもそのはず、「龍珠伝 ラストプリンセス」、「花と将軍~Oh My General~」、「独孤伽羅~皇后の願い~」に出てる卢星宇という俳優。
ストーリーとは関係ない話ですがこのドラマ、映像の撮り方が「麗姫と始皇帝~月下の誓い~」とそっくりなんで同じ撮影スタッフでしょう。→調べたら違いました。