これが決着した後は曹氏・夏侯氏といった縁者と司馬懿を中心とした文官との対立に焦点が移るが、拍夫人を曹丕から賜った司馬懿の家庭内のいざこざにかなり時間を割いて体感的にはスローペースな展開に。
「三国志 Secret of Three Kingdoms(三国機密)」では魏以外の呉・蜀は一切出てこなかったが今回は呉の孫権・張昭・陸遜が登場・・したもののさして重要でもない史実でもないシーンで全く必要性もなかった。
司馬懿に関係のないところは全て台詞だけで済まされており赤壁の戦いはナレーションだけ。
確かに司馬懿と曹丕の関係などは繊細に描かれていてそこは見所の一つではあるけど逆に言うと「三国志 Three Kingdoms」みたいな多面的な魅力はなくあくまでも司馬懿に感情移入できるかどうかで評価が分かれると思う。
ちなみにここまでのところ司馬懿が特に頭が良いとか思わされるところはなくむしろ判断を間違ったところも結構あると思いますが、逆にその方がリアルというか人間臭いので緊張感が出ていいと思います。本作での司馬懿の凄さは「忍耐力」なんじゃないかなと思っています。
でも「軍師連盟」というタイトルにしては軍師はあまり活躍してないなあ~
後半は諸葛亮も出るみたいなのでタイトル通り軍師に活躍して欲しいですが・・