(再視聴を終えての感想)
これ位凝った設定の話は1回見ただけで評価してはいけませんね。初見時の見方は浅かったと反省。
よって初見時の評価は取り下げます。
非常に良く出来た作品です。
2回目見て気付いたのですが、本作の主人公は勿論「梅長蘇=林殊」ですが、鍵になるのは梁帝のセリフですね。
ドラマ初めの頃、当時の皇太子(後の廃太子)と誉王のバランスを如何に保ち、片方の派閥が突出しないようにするか?梁帝がここにやたら拘っている事自体が彼の権力への執着と猜疑心を表していますから。
よくよく考えれば諸悪の根源は梁帝その人であり、謝玉も夏江もその悪しき心根に乗っかった雑魚でしかありません。
本作と続編の琅琊榜2、それと明蘭まで非常に上質なクォリティの作品です。主人公に都合が良すぎるのはフィクションなので仕方がないですね。事実は小説より奇なりでフィクションはどうしても綺麗にまとめてしまいますから。
それを含めても本作は非常に完成度の高い作品と言えます。
(追記:2022/2/4)
再視聴54話最終回まで。
無事冤罪は晴らされて皆復権しました。
ところが梁の四方の国々が一斉に攻めてきて林殊は自分も戦場に赴くと言い張ります。もう完全に人格が梅長蘇から林殊に戻ってます。
今生の別れを予感させるシーン。
この子供は蕭景琰の息子ですよね。
で、庭生は次作琅琊榜2で主人公兄弟の父親となりますから、その時の皇帝がこの子供ですかね?
この伏線で終わるという事は初めから続編を作る予定だったんですね。
綺麗にまとまって良かったです。
(追記:2022/2/3)
再視聴53話まで。
林殊の父親は皇帝の妹と結婚していますので親友であると同時に義弟でもある訳です。しかも即位に協力したのに裏切るとは酷い男です。
その場にいる全員に刃向かわれて半狂乱になった梁帝は梅長蘇を刺し殺そうとしますが蕭景琰が立ち塞がります。
屑ですね。
ここのやり取りは見応えがあります。
んー自分は知らなかったと言い張るのですね。
結局のところ陛下の猜疑心の強さを謝玉と夏江が利用したという事ですね。しかも間違った事をしたとは思っていない…
叔父と甥ですからね。皇帝に即位以降猜疑心の塊になってしまったのですね。
祁王が毒酒を呷る前に言い遺した言葉を梁帝に伝える蘇哲。
元々林殊の父親と祁王に対して不満を抱いていたからこれ幸いと謝玉と夏江の謀略に乗っかった訳ですね。
言い訳モード。権力が自分を変えたのだと。
ずっと冷静沈着な林殊でしたが事ここに至っては積年の怨みが爆発して感情を露わにしています。
梁帝は蘇哲を林殊であると認めた上で詫びの気持ちを伝えますが…
あまりにも残酷過ぎて今更悔やんでも仕方がないというか…
その可愛がってた甥をあなたさっきは刺し殺そうとしてましたよね?
やっと全ては解決したので最終回は後日談というか彼の寿命がどうなるか…
(追記:2022/2/2)
再視聴52話まで。
いつまでも他人行儀な林殊に怒る蕭景琰。
前回のワンシーンのテロップでやっと二人が従兄弟なのが理解出来ました。(汗)
祁王は蕭景琰にとっての長兄。林殊にとっては従兄弟。庭生は従兄弟の子なので林殊から見ると従甥となります。勿論蕭景琰にとっては甥になります。
琅琊閣の閣主・藺晨。この人こそ正統派の美男子だと思います。本作以外では見たことありませんが。
カワイイ妻。
いよいよ本当のクライマックス。
長公主が皇族と百官の面前で謝玉と夏江の罪を告発。
事案の経緯自体はおさらいになるので驚きはないのですが、陛下が謝玉と夏江の陰謀だと分かった上で敢えてそれに乗っかったのかが判然としません。ここまでの描写だと後で気付いたけど今更間違いだと認められないみたいな感じにも取れますし。
父帝に譲位を迫るのはよくある事ですし。李世民もそうですよね。
ここまでの話では梁帝もまんまと謝玉と夏江に騙されたのだと思いたいのですが…
怒り心頭の皇帝は兵を呼びますが誰も来ません。
皇帝である父親なんかクソ喰らえの男前霓凰。
見た目は女でも一番肝が座ってます。
皇帝といえども皇族と百官が再審を願えばもう外堀を埋められたようなものです。
(追記:2022/2/1)
再視聴51話まで。
正直打ち明けるとずっと林殊と皇族の関係がイマイチよくわからなかった。ドラマの初期に太皇太后のおばあちゃんが林殊を可愛がってたという描写があったのでなんらかの血縁関係なのはわかってましたが、これ見たら林殊は皇帝の甥に当たるんじゃないですか。
まあ自分の息子を死罪に処す位だから甥っ子なんかに情はなさそうですね。しかも妹の息子なんか屁とも思わないんでしょうな。
この一言に尽きます。
つまり冷酷な皇帝が全部悪い。
ところでこの公主役の人、明蘭の終盤に出てきたとんでもない毒婦を演じてた人ですね。
ありゃ?感動の「お前が林殊だったのか〜!」的なお涙頂戴のシーンがないですな。蕭景琰と母親の間の恨み節だけで終了とは物足りない。
長公主に対して皇帝と百官の前で謝玉の告白文を読み上げてくれと頼む皇太子。これは博打ですよ。
損得勘定持ち出して断りやがった。
明蘭の時もクズ女でしたが本作でもろくでなしですね。
(追記:2022/2/1)
再視聴50話まで。
他のみんなは知ってるのに自分だけ
「梅長蘇=林殊」に気付けなかったと悔しがる蕭景琰。
猜疑心の強い梁帝はまだ「梅長蘇=林殊」を疑っていましたが、高太監は本当に彼が林殊なら皇太子が夏江に差し出す訳がないと諭します。
高湛自身はこれまでの行動から当然「梅長蘇=林殊」だと知っていてわざと庇っているのですね。
その動機は同情なのか、保身の為なのかは判然としませんが…
(追記:2022/1/28)
再視聴49話まで。
いよいよ最大の山場。
高太監が靖王に対して協力的なのを暗示するシーン。
この辺は細かいですね。
本作において梅長蘇の次に利口なのが静妃さんだと思いますね。
実の娘ですよね?父親に歯向かって謀反とはいい根性してます。
夏江は御前で梅長蘇が林殊だと告発。
一番衝撃を受けているのが蕭景琰。
火寒の毒で外見が変わるのを理解してるので梁帝は疑っています。
林殊でないなら脈を診させろと迫る夏江。
猜疑心の強い皇帝の前で否定し続ければ余計疑いを深めるので敢えてあっさり自分が林殊だと認める蘇哲=梅長蘇=林殊=小殊(呼び名多過ぎ)
詭弁を弄する蘇哲。
相手を混乱させる作戦。
論破王梅長蘇。
頭が混乱して怒りを夏江にぶつける梁帝。
夏江は梅長蘇を殺そうとしますが捕らえられます。
梁帝の性格を熟知してる夏江の最後の言葉で・・
梁帝は高湛に毒酒を用意させますがこれではバレバレ・・
勿論ここでも高湛が皇帝ではなく皇太子側に付いてるという暗示なのですが。
皇太子・蕭景琰によって毒殺は阻止。
景琰はこれまでの梅長蘇=林殊だと疑ってきたシーンを思い返します・・
さてこのドラマ初見時の感想でラスボスを夏江と書いてしまいましたが勿論本当のラスボスは梁帝です。
梁帝の猜疑心の強さは権力者ではよくある事ですが本作では至る所の伏線に活かされています。
(追記:2022/1/27)
再視聴48話まで。
病状をひた隠しにしてたことを詰る蒙摯。
事案を覆すのは現陛下の在位中でなければ意味がないと主張する林殊。
余命10年と聞かされてそれまでは決して離れないと誓う霓凰でしたが・・