このブログ、元々読書感想ブログだったんですよね・・
忘れてた。
そこからアメドラ感想ブログ→中国ドラマ感想ブログ→アニメ感想ブログと変遷してきてますが・・
たまたまミステリー三冠というワードに惹かれて読んでみました。
というかまだ表題作だけなんですが。
ミステリーと言っても殺人事件とかじゃなくて高校生の頭脳ゲームのお話で文体も読みやすい。
それにしてもこのタイトルが良いですよね。
絶対に気になるもんね。
何のことはない日本人なら誰でも子供の頃に階段で遊んだと思うんですよね。ジャンケンしてグーで勝ったら「グ・リ・コ」で3段進む。
パーなら「パ・イ・ナ・ツ・プ・ル」で6段、チョキなら「チ・ヨ・コ・レ・イ・ト」でやっぱり6段。
文化祭の場所取りを掛けて各団体が頭脳ゲームで対決。
決勝は生徒会の椚迅人VSふんわり女子の射守矢真兎。
対決場所は神社の46段の階段、ここでグリコをするのだが事前に3つずつ地雷を仕掛ける事ができる。相手の地雷を踏むと10段下がらないといけない・・
私はこういう頭脳ゲームが大好物なので戦略を考えながら読みました。
そもそも子供の頃は深く考えずに遊んでいたのですが、この遊びグーなら3段、パーもチョキも6段で全部3の倍数なんですよね。
だからまず思考の出発地点としては地雷を仕掛ける際にやはり3の倍数以外は除外される。んー12とか18、24なら公倍数だし良いんだろうな。
でもそれはあくまでも最初の1歩でお互いに分かり切ってる事。
割とすぐに予想したのは「わざと自ら地雷を踏みに行くのでは?」という事。
3の倍数の進行だと相手に読まれてしまうから地雷を踏んで10下がれば3の倍数ではなくなる!
この予想は的中したのですが流石天才同士の戦い。
二人とももっともっと先を深く読んでるのでした!
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