正月休みにお勧めのドラマを紹介します。
今回のテーマは「人間の邪な心が理解できるヒューマンドラマ」です。
チョイスしたドラマは全て
・何度見ても新たな発見があって楽しめる巧みな脚本と演出。
・人間の本質は正義と悪といった二元論では捉え切れない事を表現。
といった共通点があります。
まずは
http://plus.lastscene.com/archives/4945
精神科医に通うギャングの二代目のボスが主人公。
ゴッドファーザーのドラマ版とも言える内容ですが脚本・演出・演技ともに傑作と言えるレベルです。
ギャングなので当然違法行為をして稼いでる訳ですが、身内の部下や家族には深い愛情を注いでる。
しかしながら自分の保身、利益の為、そして相手を信じ切れず疑心暗鬼の末に大事な人間であっても手にかけてしまう。この辺りの心理描写が非常に見応えがあります。
次にお勧めなのが
http://plus.lastscene.com/archives/6724
中国のドラマをまだ一度も観た事がない人にでもこれはお勧めできます。
後宮が舞台なので単純な嫉妬や陰謀がテーマのドラマと思いきや、細かな伏線が大量に敷かれておりこれがかなり後になって回収されるなど非常に凝った脚本です。
俳優陣の演技レベルも非常にハイレベルで効果的な演出と共に正に「神劇」と言えるでしょう。
人間は愛ゆえに悪に手を染めてしまう・・
善なる心の持ちぬ主であっても大事な人の為には極悪になれる・・
そんな人間心理の移り変わりを繊細に描写しています。
最後にお勧めなのが・・
http://plus.lastscene.com/archives/4982
平凡な高校の化学の教師が自分の肺がん発覚を機にドラッグ密造に手を染めてしまう・・
そうあなたと同じ普通の人がダークサイドの深みに堕ちていく過程をコミカルに描いてるドラマ。
つまり悪事は悪人だけがするとは限らない。
昨日まで善良な市民だった人が巨大犯罪組織のボスになることだってあり得るのだ。
今回紹介した3本はどれも最後まで見るには根気が要りますが、観始めるとハマってすぐに最後までイッキ見してしまい細かい部分の確認に2度3度とリピートしてしまうこと間違いなしです。
本当に面白いので日本のドラマしか観た事がない人にもぜひ見て欲しいです。