俳優さん達の演技レベルは全然負けてないし、舞台セット、衣装、音楽も素晴らしい。
じゃあ何が負けてるのかというと脚本と演出であると言わざるを得ない。
別に悪い訳ではないのですけど構成が似てる分どうしても比べてしまうのです。
高陽公主は自分の復讐を武媚娘に代わりにやらせようという魂胆ですが想像を遥かに超える大ごとになりそうです。王皇后はどんな目に遭わされるのか・・
(追記:2016/10/4)
第59話まで見ました。
流産して狂乱するメイニャンをファン・ビンビンが渾身の演技です。
周りが芸達者揃いの当ドラマにおいてどうしても美貌だけが目立ってしまう主役ではありますが及第点はあげてもいいんじゃないでしょうか?
蕭淑妃が毒を盛ったとミスリードして実は李治(陛下)が李世民の遺詔を元に最後の一献の茶に仕組んでいたのでしょうね。陛下は自分の子とは知らずに先帝の子だと思い込んでるようですし。
(追記:2016/10/4)
第57話まで見ました。
前半チンタラ長いと書きましたが取り消します。
やはり丁寧に時間を掛けて描いてきたからここに来て李世民の不在をしみじみと感じる事が出来る訳で今になって色々と前半の長さが効いてきたような気がします。
手の込んだ謀略を巡らすなど雉奴も立派な皇帝になってきました。
長孫無忌は武則天にとって最大の政敵でありこれからは策謀の応酬が見所になりそうです。
(追記:2016/9/30)
第55話まで見ました。
尼になって丸坊主のメイニャンはやはり佐々木希に似てますね。
ところでこのドラマは楊淑妃が隋の皇帝煬帝の娘であり、そのせいで呉王の李恪は後継者争いに参加できないという流れがあります。
今回も隋の遺民が唐の李家に復讐を計画しているという伏線が出てきましたがこの辺りは隋と唐の関係を知ればもっとこのドラマの底流がよく理解できるでしょう。
ですから「隋唐演義」をこのドラマの前に見ておけば煬帝が父親から帝位を奪い、結局李世民らに滅ぼされる過程が描かれていますのでこの武則天もより楽しめると思います。
最後の方で兄の李建成や弟達より際立って優秀であるという描写もありますしね。
さてすっかり人物が入れ替わった後宮ですがやっと登場の王皇后は「則天武后(美人天下)」ではドラマの冒頭から登場しています。
こちらのドラマでも長孫無忌と武昭儀(武則天)の死闘が見られます。
ちなみにこちらで武昭儀を演じるのが当ドラマで韋貴妃を演じるチャン・ティンさんです。
芸達者がいなくなりましたがいよいよ終盤に向けて慌ただしくなりそうです。
(追記:2016/9/29)
第53話まで見ました。
ついに李世民崩御。
チャン・フォンイーさんはベテランなので安心して見れました。
さて徐さんも退場。
それにしてもチャン・チュンニンさんの演技力は尋常じゃないです。
「宮廷の諍い女」の華妃役ジャン・シンさんも素晴らしかったですがそれを遥かに上回る神レベルの表現力です。
特に愛憎入り交じった複雑な表情をしなければならずかなり難易度の高い役なのですが見事に演じ切りました。
欧米、ハリウッド女優の中にすら比肩する者がいないんじゃないか?って思える程の表現力でした。
ちょっと心震えました。
このドラマはチャン・チュンニンさんにかなり救われたと思いますね。
(追記:2016/9/26)
第50話まで見ました。
ついに徐賢妃と武媚娘が対決。
徐さんの迫真の演技が素晴らしい。
この女優さんピーター・ホー(呂布や項羽を演じてた人)と熱愛の噂があったんですね。
瑞安が香取慎吾に似てると思うのは自分だけじゃなかった。
顔そのものが似てる訳じゃないんですが眉毛を八の字にするところとか表情が似てるんですよね。
さていよいよ武媚娘がギアチェンジ。
純粋だっただけの女から謀略を巡らせる悪女へ変わっていくのでしょう。
全体的にファンビンビンのPVと言われるようにちょっと武則天を美化し過ぎなような気もしますが・・
たまに佐々木希に見える時があります。
「大富豪と結婚したいとは思わない。私が大富豪になる」と言い切ってる女傑です。
この作品では出演者としてだけではなく総合プロデューサーとしても参加してるのですね。
ちなみに李牧さんは元彼らしいです。
(追記:2016/9/20)
第47話まで見ました。
宮廷に戻った李世民と武才人。
後宮で恐怖政治を敷いていた徐賢妃。
やっと陛下は私だけのものよ!と喜んだのも束の間、消えたと思ったはずの武媚娘が現れる。
相変わらず能天気なメイニャンは徐さんが再会を喜んでくれるものと信じて疑わない。
対する徐慧さんの「どうしてここにいるの?!このクソ女!」という
“どういう顔していいかわからないという顔”がめちゃめちゃ巧かった。
このシーンだけでアカデミー賞あげたい位の天才的演技!
相手は無邪気に喜んでてこちらも喜んでくれるものと信じてるからそれに合わせなければならないけど気持ちは驚愕と失望と憎しみが入り交じり・・
憎たらしい顔、嬉しい顔、悲しい顔を引きつりながら変えていくという・・本当この女優さん素晴らしいです。
もう徐慧さんだけが見る楽しみになってきています。
(追記:2016/9/16)
第44話まで見ました。
久しぶりの皇太子、いや廃太子今はただの庶民と元魏王の青雀。
皇太子になった雉奴との最後の別れです。
兄弟愛にちょっぴり感動。
別れの酒を毒酒だと恐れる青雀の顔が面白い。
今回で前半の登場人物と後半のメンツの入れ替えが一気に進みました。
雉奴の皇太子妃である王さんは後半のキーパーソンになってくるはず。
(追記:2016/9/14)
第42話まで見ました。
どうでもいい話をチンタラチンタラ引き延ばす癖に謀反などの重大な局面は短い時間で怒涛の展開。
今回は楊淑妃さんが一世一代の大舞台、大熱演です。
魏王もエキセントリックな演技で素晴らしい。
このドラマ主役が一番魅力がないんですよね。
いや美しいんですけどここまでのところ単なるお人よしの馬鹿女という描かれ方なので。
順調に登場人物が減ってきてますね。
ところで皇太子が最初に後継争いに脱落、次に真ん中の子、最終的に末子が勝ち残るという流れは「琅琊榜(ろうやぼう)―麒麟の才子、風雲起こす―」と全く同じですね。
(追記:2016/9/13)
第41話まで見ました。
とうとう蕭薔死んでしまいました。
それにしても武媚娘は底抜けの愚か者ですね。
徐慧に対して「実はあなたの事疑っていたの」と馬鹿正直に打ち明けてしまいました。
正直未だに生き残れてるのが奇跡と言える位の愚かさなんですがこれ途中から急に悪賢くなったら不自然な気がするのですが大丈夫?
李泰はとうとう皇太子に自薦。
諸葛孔明と劉禅、劉邦の死後の呂后の専横、始皇帝亡き後、胡亥の時に宦官に支配された事などを挙例しながら自分こそ唐帝国を引き継ぐのに相応しいと力説するのですが・・
いつもいいところで終わりますね。
この辺は上手いなあって思います。
ところで蕭薔さんはいかにも「私の演技凄いでしょ?見てみて!」という感じのオーバーアクションでしたが徐慧さんは眼と眉の動きだけで善と邪の心を表現、しかもその間を揺れ動く様まで繊細に描いているので本当に天才的な演技力だと思います。