【アメドラ大事典2】17.マッドメン(Mad Men)

(追記:2021/3/14)
昔ケーブルTVでS4まで全話見たが残りは見れていませんでした。
なんと6年の歳月を経てアマプラでファイナルS7の最終話まで全て見終わりました。

アメドラも随分沢山見てきましたがやはり本作は「ザ・ソプラノズ」と並んで最高峰に位置すると思います。
何もかも全てが素晴らしいのですが「ザ・ソプラノズ」と共通する演出手法があります。

1つ目は台詞なしで表情だけで心情を表す事が多い事。
2つ目は風景や小物のショットで心理描写をする点。

つまり直截的ではない表現を敢えて用いる事で視聴者に登場人物への感情移入を促してる所が凄いなと思います。

S7EP14(シ-ズン7・エピソード14)最終回で傷心のドン・ドレイパーはセラピーに参加します。
そこで見ず知らずの男の告白を聴いて彼も泣いてしまいます。
何故なら彼の置かれた状況や孤独感はドンが抱えているものと同じだったからです。

名もなき男の冷蔵庫の夢の話・・
自分は冷蔵庫の中にいて時たまドアが開き明かりが点く・・
覗き込む人の笑顔が見えるがまたドアが閉まり明かりが消える・・
誰も自分のことは選ばないし気にもしていない・・

号泣する男にドンは近づき優しくハグをしながら自分も泣いてしまう・・

見ていて自分も泣いてしまいました。

視聴者が登場人物に自分を投影できる作品。
誰もが抱える苦しみや孤独を繊細に描いた傑作でした。

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