【1話】
京都の和菓子屋が舞台。
跡取りの息子の和(なごむ)は東京に出てバンド活動をしていたが父の病気を知り京都に戻って来る。
跡を継ぐつもりだったが店には父親に捨てられて居候しながら修行していた一果(いつか)がいた。
彼女も店を継ぐつもりで和に対しては父親と同じ音楽をやってるというのもあって敵意を剥き出しにしてたが、ある日いたずらの注文を受けて大量の和菓子を作ってしまいどうしようもなくなり街頭で一人頑張って売ろうとするも、なかなか売れなくて途方に暮れていたところに和が登場。ギターでコミカルに弾き語りをして行き交う人の注目を集め無事に完売。
これでやっと和に対しての一果の気持ちも和んだ。
京都のお馴染みのロケーションも背景としてちょくちょく出てくるし、言葉はやはり多少は違和感あるものの「サマータイムレンダ」よりは大分マシ。
ほのぼのほんわかして見やすいので視聴継続します。
【2話】
新しいキャラクター。美弦ちゃんは緑松でアルバイトをしている高校生で動画サイトに顔を隠して自分の演奏を投稿してる。一果の勉強も見てあげる良い子。
ところで「京都」「和菓子」「おばあちゃん」とほっこりさせるものが詰まってるので心にしゅんでくる(染み込んでくる)。
子沢山の家庭の中で自分を隠していた美弦は和によって救われる。そして美弦の中で和に対する恋心が生まれる。
一果の方はまだ和に好意的とまでは言えないけどこれもそのうち変わりそう。
【3話】
和の元カノが京都に傷心旅行。
一果は登校時に父親と似た人間を追う為にバスに乗り込んで大原三千院まで。
そこでたまたま元カノ・松風佳乃子と一果は一緒にみたらし団子を食べる。
そして一果を探していた和とも合流。
ところで本作、「本当の父親がいない娘キャラ」が登場するという点では「SPY×FAMILY」と同じ。どうもこういうのに弱い。
その上大好きな京都が舞台ということで贔屓にしてしまう。
特にどうという目新しさはないのだが心にじんわり来る。
【4話】
声優さん発音頑張ってるのはよくわかるんだけど拭えない違和感・・
一つ分かった。
一果の台詞「来なくていいです」これ頑張って京都弁風イントネーションにしてるんですが・・
そもそも京都人はこんな言い方しない・・「来んでええです」と言う。
(もっとくだけて女の子ぽく言えば「来やんでええです」となる)
つまり台本というか脚本自体がおかしい。
もっとも一果ちゃんが京都人でないなら非ネイティブが京都に馴染もうとしている喋り方ということで納得できるのですが。
まあ完全なネイティブにしてしまうと他の地方の人には理解できないという事で中間の言葉にしてるのかもしれませんが。
今回は女装癖のある男のエピソードとそのまま京都で働き続けてる松風佳乃子とプールに行く話。
一果の父親がプールの横でライブ出演してた。
恐らく一果の両親の話もこの先出てくるのでしょうね。
【5話】
和を巡る恋の鞘当てと一果の親との再会が二大テーマかな。
【6話】
両親に捨てられ健気に毎日を過ごす一果ですが・・冷静に考えると両親は保護責任者遺棄罪の犯罪者ですよね。
今頃になって母親登場。
本来、実の両親も緑松側の人間も法的に言えばツッコミどころ満載なのだが。
勿論一番悪いのはミュージシャンの実の父親。
赤の他人の娘と妻を養ってるロイド・フォージャーを見習え!と思ってしまう。
・・で結局緑松に残ることに。
【8話】
一果の話、佳乃子の話、第三者の話をローテーションで回している感じ。
和と佳乃子が復縁するか?一果の父親はいつ現れるのか?この2つが焦点。
【9話】
クリスマスエピ。
よく考えたら本作は悪意のある人間が一人もいない。
心温まるほんわかエピソードばかりで見ていて心が浄化されるように思える。
柔らかいおうどんみたいな作品。
【10話】
ここ2話ほどは良い話が続いてる。
これは評価を上げなければ。
【11話】
どう見ても和の先輩が一果の父親なんですが。
【12話最終回】
まさかのひらパーエンド。
現在の日本の深夜アニメは概ね1クール12回前後を基本に制作されています。
原作漫画を元に作る場合、漫画の構成は通常TVでの放送は考慮されていないので25分x12回に収まるのはほんの一部分のみ。
本作も一果は母親との再会は果たしたものの父親とは会えずじまい。
また和の恋の行方や緑松の跡取り問題など何一つ解決しないまま途中でぶつ切りされた印象が強い。
前述のように京都の街並みや和菓子の知識以外は特に何も記憶に残らないですね。