TVアニメの『響け!ユーフォニアム』を1期-2期と全話見ましたので次に劇場版を見ようと思ったのですが・・・
劇場版の最初の2本はそれぞれTVの1期・2期の総集編なので、時系列的には3本目の『リズと青い鳥』をまずは見てみました。
ところがスピンオフ扱いのこちらは監督も違えばキャラクターデザインも全く違う。作風も雰囲気も本家との違いがあり過ぎて世界観に馴染めず途中で断念。
という訳で同じ監督の「響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」を見る事にします。
やはり同じ世界観・画で安心して入っていけます。
TV版で1年生だった黄前久美子と高坂麗奈が2年生に。
全国大会まで行った効果で吹奏楽部には大量の1年生が入部。
それは良かったのですが性格的に面倒臭い子が多くて新入生の面倒をみる係の黄前久美子は悪戦苦闘。
特に3年生に遠慮してわざとオーディションで下手糞に吹こうとした1年の久石奏には手を焼きます。この辺りはまるで中間管理職の悲哀を感じますね。
あと何故部活を一生懸命やるのか?というそもそもの意義を問う展開にも色々考えさせられますね。確かにほとんどの場合部活ってプロになる為にやってる訳じゃないですし、全国大会に出るという短期的目標以外の意味ってないですもんね。
TV版で黄前の1年生時代を13+13=26話掛けて丁寧に描いたのと比べるとどうしても劇場版(約1時間40分)は駆け足であっさりとした印象になってしまいますね。
苦難の過程の描き方が浅いので感動も薄くなるというか・・
やはり焼き直し感は否めません。
ほろ苦いラストは良かったです。
クレジットロール後には次の予告が・・