ということで全体的にあっさりとした印象になってしまってます。
お勧め度=★★
【8】2015年「班淑传奇」(邦題:「ハンシュク~皇帝の女傅」)
中国のドラマを全く見た事がない人に最初に勧めるならこれにしますね。
貴い身分の子女に学問を教える事になったハンシュクという女性の物語です。
この主役女性が同僚に色々嫌がらせされるのですが、徐々に味方を増やしていきます。
その中でちょっとした人生の教訓みたいな話が毎回出てきて為になります。
あとはお決まりの三角関係。
ハンシュクに一方的な恋心を抱くものの全く相手にされない大将軍。
この大将軍鄧騭を演じてるリー・ジアハン(李佳航) が本当にいい味出してます。
一方、ハンシュクが憧れる衛英は亡くなった元恋人を忘れられずにいるので恋の一方通行が2つという状態。
そこに幼い皇帝に代わり治世を司る皇太后と彼女が愛する双子の兄弟のサイドストーリー。
花が一杯の美しい画作りと感動的なBGM。
いわゆる女学校が舞台なので若い女性が沢山出てきますし、皇太后役の人をはじめ美人が多い。
主人公ハンシュクは毎回毎回試練を与えられるがすぐに誰かに助けられるので見ていてそれほどストレスは溜まらないし、ちゃんと勧善懲悪になるのでスカッとする。
複雑にもつれた恋の糸がほぐれていく様は感動を覚えます。
軽いタッチで明るくカラッとして見やすく、その割にはちゃんと感動も得られる非常にバランスの取れたいい作品です。
お勧め度=★★★★★
【9】2018年「延禧攻略」(邦題:「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」)
清朝・乾隆帝の後宮が舞台のドラマ。同時期に全く同じ時代を描いた「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」も放送されたのですが同じ人物の扱いが真逆で話題になりました。
主人公の瓔珞は女官から貴妃へ成り上がるのですが、数々の嫌がらせや仕打ちにも持ち前の才知ですぐにやり返します。
この「すぐに」というのが肝で見てる方にストレスが溜まらないという利点はあるのですが、他の宮廷ドラマのようなカタルシスはちょっと弱いかもしれません。
宮廷ドラマと言えばシリアスで重い展開のものが多いのですが本作はコミカルで楽しく見られるのが特徴です。
お勧め度=★★★★★
***
という事で視聴途中も含めて全8作品を紹介しましたが、
1位「エイラク」
2位「ハンシュク」
3位「美人心計」
となりました。
でもこの3作品が気に入ったら他の作品も気に入ると思います。
ぜひ一度見て下さい。