春秋戦国時代の七雄を1か国ずつフィーチャーしていくシリーズ。
【第1話・燕編】
燕の成り立ちから・・勉強になります。
国を息子ではなく他人である相邦の子之に禅譲したんですね。
太子の姫平は当然納得できません。
堯も舜も共に相手をよく見定めてから禅譲したんですがね・・
隣国・斉に泣きついた姫平。
まあ燕と斉はずっと戦争してる印象。
ここから復興が始まるのですね。
賢臣・・それは私です。「隗より始めよ」の人。
春秋戦国時代に生まれた故事成語は非常に多いので為になります。
この逸話は成程と感心させられますね。
蘇秦は春秋戦国時代の中でも最重要人物の一人。
なにせ六国の宰相を兼務した人物。
「昭王」にも出てきましたね。
最終的には秦以外の六国だと思いますが最初に燕・趙でその次はどこなんでしょう?
この時代の合従連衡は見応えがあります。
蘇秦はこの頃には斉でも重用されてたみたいですね。
楽毅登場。歴史好きには堪らない展開ですね。
蘇秦の裏切りに激怒する斉王。
楽毅、斉の七十余城を落とす・・
楽毅が斉を完全に攻め滅ぼさない所に敵が付け入る事になります。
中国の歴史上、勝ちすぎる将軍は常に主君に疑われる運命にあります。秦の白起もそうですし、王翦は主君である始皇帝の疑いを避ける為にわざと守銭奴を演じたり・・後の時代に斉を占領した韓信は「仮の斉王になりたい」と言ったために劉邦からその野望を疑われる羽目になります。
夏桀殷紂は暴君の代表格。
歴史上のターニングポイントを拾い上げてて勉強になりますね。
この40万殺したのが秦の名将・白起。
歴史上の重要人物がどんどん出てきますね。
廉頗は「刎頸の交わり」の語源になった人。
進退窮まり太子を人質に。嬴政とは後の始皇帝。
「麗姫と始皇帝~月下の誓い~」にも出てきた荊軻。始皇帝暗殺未遂と「傍若無人」の語源になった事でも知られる。
嬴政を信用させるため過去に秦から亡命してきた将軍・樊於期の首を頂戴したいと。
あまり良い策にも思えませんが・・
君主が愚かな国は滅んで当然ですね。
これ全7話で当然最後が秦なのですが、この後5つの国が秦に滅ぼされるまでを延々と繰り返すんですね。
(追記)
7話を1つの記事にするつもりでしたが、1話があまりにも長くなったので全て単独の記事にします。