この3人は架空の人物なので話も完全に創作ですね。
色んな所に顔が利く謎の女性ミセス・チャンの紹介で宦官の先輩に弟子入りする春児。
しばらくは下積みの話ですかね。
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随分前に見る機会があったのですがその時はチラッと見て面白そうに思えずすぐに視聴を止めてしまいました。
全25話なら日本のドラマで言えば2クール分で中国のドラマとしてはありえない短さなので再度チャレンジです。(本作は日中合作)
中国三大悪女の一人である西太后を田中裕子、光緒帝をチャン・ボー(張博)が演じています。
西太后は清朝第9代皇帝の咸豊帝の貴妃で第10代皇帝の同治帝の生母です。
咸豊帝崩御後にクーデターを起こし息子が即位した後も垂簾聴政として実権を握ります。
同治帝が子を残さず死去した後も西太后は自身の妹の子を光緒帝として即位させ、以後も権力を握り続けた。
ところで中国の清朝ドラマと言えば、取り上げられるのは第6代乾隆帝までが圧倒的に多い。乾隆帝まで三世の春(康熙帝~雍正帝~乾隆帝)と呼ばれ清朝の黄金期でした。
しかし第7代嘉慶帝~第8代道光帝~第9代咸豊帝と進むにつれ内部統制が乱れ西欧列強の進出もあり清の行く末に暗い影を落として行くことになります。
さてドラマの方は西太后が気の弱い光緒帝を操ってるところから始まります。
臣下の中には皇帝自らの親政を進言する者もいますが西太后は権力を手放すつもりはさらさらなさそうです。
長きに渡り権力を掌握できるのは悪女と言えでもそれだけ優秀であるということです。ちなみに乾隆帝は「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜 」と「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」に登場します。
史実的には最後は映画「ラストエンペラー」の愛新覚羅溥儀をもって清朝は滅亡しますが、本作はどの辺りまで描かれるのでしょうか?
また視聴が進みましたら追記します。