古典的名作を子役のみで演じるシリーズ。
【三国志】
まずは三国志。
貂蝉。11歳。
献帝。11歳。
曹操。13歳。
董卓。9歳。
こういう英才教育をされてる俳優の卵が大量にいるのは凄い事ですね。
司徒・王允。11歳。
しかし子供だけのある意味学芸会を大金掛けて撮影してしまうのが凄い。
BGMはスリキンのをそのまま使ってたんだけどそれはいいのか?
後10年もすれば一線で活躍してそうです。
【水滸伝】
お馴染み魯智深。全く違和感がなく安心して見れる。
この「安心して見れる」所が凄い。大人の日本人俳優より演技レベルは上。
こちらは林冲。堂に入ってます。
将来が楽しみです。
ここから林冲が酷い目に遭うお馴染みの流れ。
夫を陥れる謀略を知ってしまった夫人。
憐れにも刺殺された林夫人。
林冲も捕縛されます。
サクサク進んで見やすいですね。
大人のドラマの方はもっと細かく描写してるので話数もそれなりに使ってました。
陸謙が裏切った事にはまだ気付いてない林冲。
子供が演じてる事を忘れてしまう程違和感もなく大人と遜色ない演技。
中国のことわざは面白いですね。
閻婆惜の色っぽいシーンは流石に丸ごと飛ばしていきない最後のシーンから。
【紅楼夢】
この紅楼夢という話自体が面白くないので流し見してますが演技は相変わらず大人顔負け。
この女の子もあと10年経ったらどんな美女になるのか。
【包青天】
紅楼夢はつまらないので流し見で終了。
包青天は「開封府~北宋を包む青い天~」で見たので馴染みがあります。
駙馬(皇女・公主の夫)になったので昔の妻子のみならず両親まで捨てるという酷い男。
妻は丞相に頼み込んで宴席の場で夫を目の前に心情を歌うが夫は立ち去ってしまう。
妻は開封府(裁判所みたいな所)で訴える。包拯が「開封府~北宋を包む青い天~」と同じく顔が真っ黒で額に三日月の傷があって笑ってしまいました。
包拯は陳世美に直接会って秦香蓮との関係を問い質すが何もないと否定。
陳世美は妻子に刺客・韓琦を差し向ける。
韓琦は事情を知り躊躇する。
展昭が捜査の指揮を執ります。
展昭はどの作品でもイケメンが配されますね。
「七侠五義」とか。
追い詰められた陳世美は妻子を駙馬府で引き取ったものの秦香蓮に離縁を迫る。
こういうおっさんなのではと錯覚するくらい威厳がある。
皇太后までお出ましの大ごととなり、秦香蓮に500両で離縁を納得させようとするが・・
皇太后には流石に逆らえない包拯を詰る秦香蓮。いい加減この女もしつこいですね。
皇族の一員だから罪を見逃されるのはこの時代なら仕方ないような気もしますが、よくよく考えたらこれよりはるか昔に法治を取り入れた商鞅が君主の兄を鼻削ぎの刑に処してるんですよね。もっとも商鞅は復讐されて車裂きにされましたが。
開き直って脅しに掛かる陳世美。
公主も陛下の名前を出して包拯を圧迫。
意外や陛下は英明で包拯の言い分を認める。
なかなかとすんなりとはいきません。またしても皇太后が横槍を入れる。
奥の手として陛下から授かった宝剣を持ち出す包拯。
遂に陳世美は断頭される。
めでたしめでたし。
まあ秦香蓮が離縁を拒んだせいで陳世美が死んだ訳で少しモヤモヤしますが。
さて子役たちの演技が大人と遜色なく、話も紅楼夢以外は面白かったです。
ちゃんとセットや衣装、演出まで本格仕様でレベル高かったですね。