「このブログ止めるの止める記念」
これまで大量のアメリカ・中国ドラマの感想を書いてきました。
その中で「これは是非見て欲しい!」というドラマを厳選してお届けします。
1.ソプラノズ
ドラマ版「ゴッドファーザー」と呼ばれていますが、これは傑作と呼んでいいと思います。
マフィアのボスが主人公ですが、人間の善なる面と悪なる面を丁寧に描いた素晴らしい作品です。
当然ながら暴力シーンもありますが、マフィアと言えども家族には愛情を注いでいる。
そして自分ではコントロールできない状況に苦しむのは誰も同じ。
セリフに頼らず、風景のショットや無言で表情のみで心情を表したりと演出も巧みです。
ある意味人間の汚い部分をここまでストレートに描いたドラマはなかったのではないでしょうか?
最初から最後まで完璧なのでぜひBOXで!
2.三国志 Three Kingdoms
中国では三国志は何度もドラマ化されています。
その中でもこの「三国志 Three Kingdoms」は心理描写に重きを置いて、原作の三国演義から枝葉末節は大胆に切り捨てています。ですので元々の三国志マニアからすれば諸葛亮の南蛮征伐における七縱七禽や黄巾の乱、そして劉備ら三兄弟の桃園の誓いが簡素化されてるとか不満もあるでしょうが、逆に三国志を全く知らない人にも楽しめるようになっています。
この三国志をお勧めするのは人生の教訓というのが沢山散りばめられているところでしょう。
ここには人間の本質というのが深く描かれています。
友情と裏切り、そして許す心。
綺麗事だけでは生き残れないという厳しい現実も改めて思い知らされます。
95話という日本の大河ドラマ2年分という壮大なる長さですが見入ってしまうと次が気になって止まらなくなるでしょう。
そしてこの作品の素晴らしいのは何度でも見返したくなるということです。
細かい伏線なども沢山あるので2度、3度と見て初めて理解できるところもあります。
正に人生のバイブルとして見ていただきたい大傑作です。
3.ザ・ホワイトハウス
この作品は日本でもやっていたので知ってる人もいるかと思います。
日本ではあまり政治ドラマはありませんが欧米では結構あります。
政治は綺麗事では務まらないと言いますが、これを見ていても大善の為の小さな悪は仕方ないと割り切って決断する人間の苦悩がよく描かれていると思います。
地上波で途中までしか見れなくて最後が気になってる人も多いと思います。
この際ぜひBOXで最初から見返してエンディングをお楽しみ下さい。
4.ボストン・リーガル
僕がアメリカドラマで一番最初に衝撃を受けたのが「LA.LAW」という法廷ドラマです。
アメリカは訴訟社会で本当にくだらない事ですぐに訴えたりしますがそういう法廷での人間ドラマを時にはコミカルに、また時にはシリアスに描いていて非常に面白かったです。
そのスタッフが大ヒットさせたのが「アリー my Love」というドラマ。
この流れを汲むのが「ボストン・リーガル」です。
ノリは「アリー my Love」と非常に似ています。
だからアリーが好きだった人ならばこちらも必ず好きになると思います。
特に「ブラックリスト」でも活躍してるジェームズ・スペイダーの怪演には舌を巻きます。
笑えて感動できる本当に大好きな作品です。
また後日、この続きをやりたいと思います。