アベマの一気見で視聴。
小学校時代からの仲良し6人組の物語。
男:じんたん(宿海仁太)、ゆきあつ(松雪集)、ぽっぽ(久川鉄道)
女:めんま(本間芽衣子)、あなる(安城鳴子)、つるこ(鶴見知利子)
冒頭からめんまが「既に死んでいる」のに「じんたんにだけ見えている」という描写がされる。
だから最初から私は「シックスセンス」みたいな話かと思った。
6人の間で(実際は5人だが)片思いの恋愛関係が存在する。
じんたん❤️めんま(ここだけ両想い)
ゆきあつ→めんま(ゆきあつは第二希望があなる)
あなる→じんたん
つるこ→ゆきあつ
よって、じんたんだけにめんまが見える事にゆきあつは最初はいつまでも過去に拘泥する男と馬鹿にし、やがて嫉妬心を燃やしたり、いつまでもめんまへの思いを断ち切れないじんたんにあなるはイライラしたりする。
この少年少女の成長とめんまとの別れを描いていく。
そしてじんたんは母親も早くに亡くしており、その母親の息子への思いを汲んだめんまの行動が見所。
コメントでは泣いたという人もいたみたいだが自分にはそこまで感動はなかった。
「シックスセンス」では泣けたんだけど。
多分登場人物の誰にも感情移入できなかったからだろうな。
最後ゆきあつ、あなる、つるこの思いの吐露がフォーカスをぼかしてると思うんだよね。じんたんとめんまに焦点を絞った方が感動は大きくなったはずだがここは欲張り過ぎた。ゆきあつ、あなる、つるこの自分の利己的な思いを認める台詞の連続に感動するか醒めてしまうか・・そこが感動するかどうかの分水嶺だったように思います。
それに追加して自分が中盤から醒めた目で見てしまったのは「成仏」という特定の宗教の価値観をベースに話が進んでいた事もある。
それとさあ・・
やっぱ「あなる」は感動ぶち壊しだろ・・
だから感動して泣ける人もいるだろうし、全く白ける人もいると思う。
自分は残念ながら後者だった。
それでもいい作品だとは思います。