おすすめ中国ドラマBEST10(4位~6位)です。
[1位~3位はこちら]
【4位】
私の人生に強い衝撃と影響を与えた作品。
中国人が「勾践見よ」と耐える事の大事さを説く時に必ず名を挙げる人物。
「呉越同舟」という言葉の通り敵国同士だった呉と越。
呉に負けた越王勾践は国を守る為に呉王・夫差の奴隷になります。
そこから悲惨な日々の描写が続きます。正直見ていて楽しい作品ではありませんが「臥薪嘗胆」とはこういうものだとよく理解できますし、勾践の苦難を見れば多少の苦労など大した事ないと思えてきます。
これを見ていれば自殺する人は減るんじゃないか?とさえ思えてきます。なかなかここまでの辛い境遇に遭う人はいないでしょうから。
そういう意味では全ての人に見て欲しい作品です。
何故かニコニコ動画で全話無料で見れます。
【5位】
3位に挙げた「鹿鼎記 ロイヤルトランプ」と同じく金庸原作による武侠ドラマ。(同時期に撮影されてキャストもかなり共通しています)
実は鹿鼎記は武侠ドラマとしては異例の内容でして、こちらの天龍八部の方が本格派武侠ドラマと言えます。
私が見たのはウォレス・チョン(鍾漢良・钟汉良)版でして本作も違うキャスト・スタッフで何度も映像化されています。
とにかく登場人物と組織の数が非常に多く、3人の主人公の男の人生が何度も交差し、場所や人がどんどん入れ変わる壮大な物語。
一人は自分の出自とアイデンティティに悩み、一人はモテモテ男子なものの同じくプレイボーイだった父親の因果に苦しめられる。
最後の一人は出家した身の上だが、ある女性に魂を奪われ煩悩に苦しむ。
武侠ドラマとして複数の組織間の争いと様々な技を駆使しての戦いなどアクションドラマとしての見所も満載で恋愛・戦い・策略など誰が見ても楽しめる要素がてんこ盛りです。
【6位】
『瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜』
この辺りからは順位が付け辛いのですが・・
後宮モノの中でもカジュアルで見やすい作品です。
大抵の後宮モノは主人公が徹底的に虐められて苦しめられて終盤に復讐するというパターンが多いのですが、本作の場合は主人公が切れ者でやられたら割とすぐにやり返すので見ていてストレスが溜まりません。
本作は美術・セット・衣装など映像美が素晴らしい。
シリアスよりもコミカルよりの演出で気軽に見れます。
その代償としてちょっと感動が少ないというか・・やはり終盤に感動を呼ぶにはある程度の「重さ」が必要で本作は意図的に軽くしている分、最後はちょっとあっけない感じですね。
でも後宮モノの入門編としてはオススメです。