成功する人は偶然を味方にする 運と成功の経済学-読書感想

冒頭の「はじめに」を読んだだけで早速身につまされた。
奇しくもこのタイミングで本書と出会ったのにも運命的なものを感じる。

私は自分で言うのもおこがましいが平均よりは頭がいいはずだし、ずっと学ぶ事を怠ってないし努力も続けていると自負している。

だが、そういったものと成功とは実はほとんど関係ない事にも気づいている。

私の友人は「たまたま」ある会社経営者と出会ってその会社から仕事を貰う事で巨万の富を築いた。

そのような例は周りにいっぱいある。

一方で私なんかよりよっぽど頭が良いのに不遇を託つ人もいる。

自分の過去を振り返ってみても努力や才能が実を結ぶ事よりもたまたま幸運に恵まれた事の方が圧倒的に多い。

本書を読み始めてこのパターンの最高の実例はビル・ゲイツだろうな・・と思っていたらちゃんと有名なマイクロソフトとIBMの世紀の契約の話が出てきた。

ビジネスだけではなく恋愛・結婚など人生のあらゆるイベントで上手くいくかどうかは本人の実力・努力よりも運が作用する度合いの方が圧倒的に大きい。

ただ多くの人はそれに薄々気づきながらもどこか否定しているようなところはないだろうか?

私もそうだった。
人生が運に左右されるなんて認めたくなかったのだ。

でも現実は違う。
私が何度も巡り合った幸運と呼べるものは「ほんの偶然」にしか過ぎないものばかりだった。そんなものは個人の努力など一切関係のない次元の話だ。

この本は結局いかに人生は運に左右されるかという実例が多く載っている。
流行りの行動経済学も取り入れて非常に楽しい本です。