二銭銅貨
二癈人
D坂の殺人事件
心理試験
赤い部屋
屋根裏の散歩者
人間椅子
鏡地獄
芋虫
江戸川乱歩という名前はミステリーの祖であるエドガー・アラン・ポーをもじったものである。
海外の優秀な推理小説を日本に数多く紹介したのもこの人である。
さて冒頭の江戸川乱歩傑作選を多感な中学の時に読んで衝撃を受けた。
推理小説の範疇と言えるD坂の殺人事件や二銭銅貨よりそれ以外の作品の方がインパクトが大きかった。
よくこんな変態じみた事を思いつくなと感心した。
どう考えても江戸川乱歩自身が変態だったのであろう。
そうでなければこんな着想が出てくるはずがない。
子供ながらに「こんなとんでもないことを考えてもいいんだ」と思った記憶がある。
だって女性に恋して彼女に触れたいと思ったからって・・
「よっしゃ!彼女が座る椅子の中に入ったろ!」って思わないでしょ?普通。
芋虫と言えばついつい最近離婚したあの人を思い出してしまいます。
この作品も強烈でした。
文章を読んでると絵が浮かんでくるんです。
とんでもない光景が。
文学に限界はないんだなと思った瞬間でした。