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君臣の義

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中国の歴史を学んでると君主と臣下の信頼関係を越えた厚い情愛を感じる事があります。

【斉の宰相晏嬰と主君景公の場合】
景公は海辺に遊びに行っていた時に晏嬰危篤の知らせを受けると馬車に飛び乗って向かった。
馬車が余りにも遅いので御者から鞭を奪って自分で振るった。
それでも遅いのでついには自分の足で走った。
晏嬰の家に着いた時には既に亡くなった後だった。
景公は周りの目も気にせずに死体にすがり付いて号泣した。
臣下が諫めると「昔、晏嬰は一日に三度わしを責めた。今誰がわしを責めようか」と泣き続けた。

もうこの逸話だけでいかに晏嬰が素晴らしい人間だったかわかるというものです。
そして景公は主君でありながら臣下の死にここまで嘆き悲しむとはどれだけ情愛が深かったか・・

【曹操と軍師の郭嘉の場合】
袁紹との戦いで数多くの有効な献策をした軍師郭嘉。
曹操から絶大な信頼を得ていましたが早世。
その時曹操は
「哀しいかな奉孝、痛ましいかな奉孝、惜しいかな奉孝」とその死を悼んだ。
その後、事あるごとに彼の才能と早過ぎる死を惜しんだ。

ドラマ「三国志Three Kingdoms」では郭嘉はチョイ役でしか出てきませんがドラマ「曹操」ではガッツリ後半の準主役級の扱いで活躍します。

このドラマでは曹操の郭嘉に対する複雑な揺れ動く感情を細やかに描写しています。
可愛くて愛おしい、そして献策はどれも的確。
でもあくまでも自分が主君でお前は臣下だとちゃんと一線を引いておきたい。
たまに冷たく郭嘉の事をあしらうと向こうも素っ気ない態度になる。
そうなると慌ててまた優しく遇する。
まるで男女の恋愛みたいですが意外と君臣の関係も同じようなものだったのかもしれません。

主君にとっては優秀な臣下の存在なくして権力を維持する事は不可能。
でも臣下が大きな力を持ちすぎるのも怖い。
そういう二つの感情の中で揺れ動きつつも自分に尽くしてくれる人間をどうして愛さずにいられるでしょうか?

そして主君が厚く遇するからこそ臣下もそれに報いようとするのです。

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