セレクション




漢字の音読みと英語のカタカナ化の綴り準拠の問題

YouTubeチャンネル&LINE@登録

(追記:20170303)
ホテルで朝食を取りながら海外観光客向けの注意書きを見る。
そして「あ、中国と日本ではそもそも単語自体が違うのだから発音以前の問題だな」と思った。
ですので下記の主張については取り下げます。

*タイトル変更しました

以前、「漢字の音読みを止めて中国の北京語の発音にするべきだ」と書いた。
(Radioをラジオと書くのは止めろとも書いた。レィディオと書くべきである・・レィリオでもいい位)
これだけ読むと「何を馬鹿な事を」と思われるだろう。

さて「金正男」と書いて何と読むか?
「キムジョンナム」である。
「金正恩」は「キムジョンウン」(現地の発音ではgがリエゾンしてキムジョングンが近い)だ。

では「金日成」は?
今は「キムイルソン」(現地の発音ではキムイッソンが近い)だが昭和の時代には「キンニッセイ」と日本の音読みで発音していた。(ちなみに「金正日」は「キムジョンイル」だが現地では最後のLが消滅する、これも確か初期の頃はキンショウニチと呼ばれていたはず)
「平壌」も今でこそ「ピョンヤン」だが昔は「へいじょう」と読んでいた。
日本語の発音ではおかしい、現地の発音に合わせるべきだとの圧力があったのかもしれない。

さて「北京」を「ホクケイ」とか「ホッキョウ」と読む人はいない。
皆「ペキン」と読む。だが発音記号的には「ベイジン」で実際の音は「ペイチン」に近い。
「上海」はイントネーションの違いはあるが日本でも中国でも「シャンハイ」だ。

「一体お前は何が言いたいのだ?」とイライラしてきたと思うがもう少しだけ辛抱して欲しい。

「毛沢東」さてどう読むだろうか?
日本人は当然「モウタクトウ」と読む。
これでは中国人には100%通じない。
敢えてカタカナで書けば「マオツートン」が近い。

そろそろ何が言いたいか見えてきただろうか?

北朝鮮や韓国に対しては地名も人名も現地の発音にできるだけ合わせようと変えてきた。
昔は「金大中」を「きんだいちゅう」と呼んでいたのだ。勿論ある時から「キムデジュン」になった。
朝鮮半島にはこれだけ気を遣っているのにどうして中国に関しては地名は現地の発音にできるだけ合わしてるのに人名は日本の音読みを押し通すのだろう?

「習近平」を「しゅうきんぺい」と発音したら中国人が聞いても誰の話かわからない。
「シーチンピン」でやっと通じるレベル。
「胡錦濤」は「こきんとう」ではなく「フーチンタオ」、「江沢民」は「チャンツーミン」、「鄧小平」は「ツンシャオピン」。

要は韓国人と話をするのに韓国語がわからなくても人名と地名はとりあえず通じる。
でも中国人と話をするのに中国語学習者でなければ地名の一部しか通じない。

つまり同じ漢字を使っている同士でありながらこの「伝わらなさ」は酷すぎるのではないか?
という事が言いたいのです。

これから観光立国を目指すという国策を敷いているにも関わらず、国民の外国語レベルは英語を含めてあまりにも酷い。
せっかく日本にはカタカナという不完全ではありつつも表音文字があるのです。
でもそこに当てはめる音自体が現地と違う音では意味がない。
中国人は爆買いをはじめインバウンドでは一番のお客さん。
そうであるならば中国語をある程度は使えるようになるべき。
その際に最も障害になるのが日本風の「音読み」である。

これは英語をカタカナにする時に綴りに引きずられる作用(上述のRadioの例)と同様根深い問題。
英語をカタカナにする際は綴りじゃなくて発音に準拠するべきだ。
大抵語尾なんか発音しないのにご丁寧に文字にするから外人に通じない。
「インターネット」なんて表記すべきじゃない。
「イナネ」でいいのだ。アメリカ人の誰が「インターネット」と発音してるのか?
みんなイナネ、イナネと言っている。イギリス人は「イタネ」って言う人もいるかもしれないが、どちらにせよ最後のtを発音することはあり得ないのだ。

つまり音読みのせいで同じ漢字を使っていながら中国人と会話でのコミュニケーションが全く取れず、カタカナへの変換の仕方のせいで英語が通じないのだ。

長くなるので続きはまた今度。

AD
スポンサーリンク
ads
ads

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
ads