【お勧め!】過去記事傑作選ピックアップvol.1

この記事は書かれてから1年以上が経過しています。
読む際にはご留意下さい。

路線変更に伴い、まず420本の記事を削除。
更に200本の記事を他のブログに移動しました。
この200本から豆知識として使えるようなネタをピックアップしてお届けします。

Q1.厚さ0.1㎜の紙を100回折ると厚みはどれ位になるでしょうか?

普通の人は紙なんてたかが100回折った位で大した厚みになんかならないと直感で思うのです。

しかし結論は・・

25回目で富士山の高さに匹敵。
29回目で成層圏を突破。
33回目で大気圏を突破。
42回目で月に到達。
51回目で太陽到達。
67回目で1光年。
100回目で宇宙の果て(約137億光年)に到達。

まあ物理的に折るのは無理ですけどね(笑)

それだけ「2倍」という数字は偉大な訳です。

倍々ゲームの凄さをこれ程如実に表したものはないでしょう。

昔の中国の小国で王が家来を連れて散歩中に物乞い僧が
「王様に金貨1枚で進言がございます」と直訴した。

家来が「失礼であるぞ!」と遮ろうとしたが、王は
「私に進言とは何だ?言ってみるが良い」と応えた。

僧は「先に金貨が頂きたいです」と言い、王は気前よく金貨を与えた。

僧「進言とは『事を成す前にそれがどんな結果を招くかよく考えること』でございます」

家来達は笑いながら「金貨を先に貰うとは賢いことよ」と嘲った。

王は「いや、確かに当たり前の事ではあるが我々はその事を忘れがちだ。これは良い事を聞いた」

王は居城にある全ての物に『事を成す前にそれがどんな結果を招くかよく考えること』と書き込んだ。

ある時、王の暗殺が計画された。
王の専属医が瀉血時に毒を塗った小刀を使う計画だった。
この医師は暗殺の首謀者から首尾よく完遂した暁には首相にすると約束されていた。

いざ、王に毒を塗った小刀をあてがおうとした時に血を受ける皿に書いてある文が目に入った。

『事を成す前にそれがどんな結果を招くかよく考えること』

医師は考えた。
このまま王を殺してしまえば、もう自分は用無しだから首相にするどころかすぐに殺されるのでは・・

医者は恐ろしくなり、王に全てを告白した。

暗殺に関わったものは全て処刑され医師は追放だけで命は救われた。

王は家来に向かって言った。
「これでもまだあの僧を笑うか?」

何か事を成す前にその結果どういう事態になるのかをよく考えてから行動に移さないといけないという教訓です。

40人いる教室で先生がゲームを提案した。

ルールは以下の通り。

左端の一番前の生徒から順番に「協力」か「裏切り」と答えていく。

「協力」と答えればその都度、全員が10円貰える。
「裏切り」と答えればその生徒のみが100円貰える。

あと一つのルールはゲームを始めて、半分の20人経過したら先生はいつでも好きな時にこのゲームを打ち切る事ができる。
さて、あなたは一番目の生徒です。
「協力」か「裏切り」、どっちと答えるべきか?

・・・

「協力と答えてそのままみんなも協力と言えば、最低20人まではゲーム続けるのだから200円になるよね・・裏切りなら100円だけだし・・やっぱり協力かなあ」
となんとなく考えるのです。普通の人は。

ではどう考えるべきなのか?
キーワードは「後ろ向き帰納法」です。

つまりこの場合、一番最後の40人目の生徒の立場になって考えるのです。

先生が我慢強く40人目までゲームを続けたとします。
もうあなたの後ろには誰もいません。

つまりあなたの選択がこの後に影響を及ぼす対象は何もないのです。

・・ということは、単純に100円を取るか10円を取るかの選択になってしまいます。
当然ながら裏切りと答えて100円を貰います。

ここからは遡って考えて行きます。
39番目の生徒は最後の生徒が必ず「裏切り」と答えることが予想できます。
つまり、自分が「協力」と答えても、次に10円を貰うことは出来ないので単純に今、10円を取るか100円を取るかの選択になります。

39番目の生徒も「裏切り」と答えます。

そろそろ勘の悪い人でも気づいたでしょう?

つまり、この後38番目の生徒も37番目の生徒も自分より後ろの生徒が必ず「裏切り」と答えるのが予測できるので自分も「裏切り」と答えるのが絶対優位の戦略になる訳です。

この最後から遡って思考していく事により、先頭の生徒も「裏切り」と答えることになるのです。

最後から逆算して考えるというのは色んな場面で有効です。
但しこの思考法の欠点はプレイヤーが全員合理的である事を求められる事です。

【募金ゲーム】

生徒4人はそれぞれ100円玉を10枚ずつ渡されます。

そして募金箱が置かれます。

「みんな好きな金額をこの箱に入れて下さい。
先生がその金額を倍にして皆さんに渡すので均等に分けて下さい。
最終的に手元に残った金額をあげます」

生徒Aが100円募金箱に入れました。
先生はその倍の200円を生徒に渡します。
4人で分けるので一人50円です。

生徒B、C、Dは何もせず50円貰えたので丸儲けです。
でもAは-100円+50円なのでまだマイナス50円です。

Aが追加で100円、合計200円入れた場合は
400円山分けなのでBCDの三人はそれぞれ100円のプラス。
Aはマイナス100円。

「バカバカしい!」A君は怒り出しました。

2回目にやり直した時は誰一人募金箱にお金を入れなくなりました。

このゲームで生徒が最大の利益を上げるには
「全員が1000円全部募金箱に入れる」のが最良の戦略です。
そうすれば2000円x4=8000円を4人で分配するので一人2000円得られたのです。

最大の利益を得るための行動を皆が協調してできるかどうか?
例えばA~Cが1000円入れてDだけ1円も入れなかった場合。
A~Cは2000円÷4X3回=1500円-最初に投じた1000円=500円が手元に残る
でも裏切り者のDは1500円+元々の1000円=2500円が手元に残る。
つまり囚人のジレンマの状態に皆が置かれる訳です。

イタリアで通りすがりに作業中のレンガ職人がいたので声を掛けてみた。
「一体何をしているんだい?」

職人A「見たらわかるだろ、レンガを積んでいるんだ」
職人B「教会を作っているんだ」
職人C「歴史に残る大聖堂を俺は作っているところだ」

一見つまらない仕事でもそこに大きな意義を見出せばやりがいのある仕事になるという事ですね。

戦闘状態にあったコルキュラとコリントスは共に有力なアテナイの支持を取り付けようとした。
両国とも代表をアテナイに送り協力を願い出た。

まず最初にコルキュラの代表は過去にアテナイの敵に協力した事を素直に認めた。
そして淡々と自国の強力な海軍力があれば強国のスパルタも共に倒せると説明した。

次にコリントスの代表は過去に何度もアテナイに援助した事実を訴えた。
恩を仇で返すことがあれば周りの国はどう思うでしょう?と過去の援助に報いるように懇願した。

アテナイの指導者は協議の結果、コルキュラに協力する事で一致した。

コリントスが過去の恩を訴えたのに対してコルキュラは未来の共通の利益に訴えた。
合理的な思考のアテナイは恩着せがましいコリントスよりコルキュラがもたらす利益を選んだのです。

人間が過去の事柄を考える時は感情的になりがちです。
それに対して合理的な思考とは過去に囚われず純粋に未来の利益だけを考えることなのです。

恩というのはどこかうっとおしい側面があります。
まるで無理やり背負わされた借金みたいに感じるのです。
それに対して未来の利益というのはポジティブな印象があります。
どちらを選びたいかと言えば答えは明白です。

フォーブスが発表した日本の富豪50人(2013年)からTOP10を抜き出しました。

1.柳井正(ファーストリテイリング社長)衣料 15,035億円
2.佐治信忠(サントリー社長)飲料 10,379億円
3.孫正義(ソフトバンク創業者)IT・通信 8,827億円
4.三木谷浩史(楽天社長)IT 6,208億円
5.毒島邦雄(SANKYO創業者)パチンコ 5,044億円
6.森章(森トラスト社長)不動産 4,850億円
7.滝崎武光(キーエンス創業者)電気機器 4,559億円
8.韓昌祐(マルハン会長)パチンコ 3,298億円
9.高原慶一朗(ユニ・チャーム会長)衛生用品 3,201億円
10.伊藤雅俊(セブン&アイ・ホールディングス名誉会長)小売 2,716億円

大富豪になるには持ち株の価値が高い事が条件です。

アメリカの新聞がWebサイト上に新規購読申し込みフォームを開設した。
当初は以下のような価格を表示した。

Web=10$/month
paper=20$/month

Web上からの申込みということもありほとんどの人がWeb版を購読した。

やり手のマーケティング担当者が紙の購読者を増やす為に価格表に1行追加した。

Web=10$/month
paper=20$/month
web+paper=20$/month

今度は大多数の人がweb+paperを選び、売上が伸びた。

いいですか?最初は単純な金額の比較だった訳です。
10ドルと20ドルの。

次に購読者の心理を混乱させる作戦に出た訳です。
「Webと紙で30ドルのはずが20ドルで済むのか」
「紙は20ドルなのにWeb版に10ドル足すだけで両方見れるのか」
「紙が20ドル、webと紙両方でも20ドルなら両方がお得だな」

ここで留意する点は”web+paper=20$/month”を追加した事により、
”paper=20$/month”が囮になっているということです。

これをアンカリングと言います。

もし仮に
Web=10$/month
web+paper=20$/month
としていたら相変わらずwebだけの方が申込みが多いままだったでしょう。

”paper=20$/month”の存在が購読者の価値判断を混乱させたのです。

このように人間は不合理な判断をしてしまいがちなのでその心理を巧みに利用すればより大きな利益を上げることができるでしょう。

行動経済学でよく取り上げられる実例の一つ。
人間は騙されやすいのです。

「雄牛の重さを当てるコンテストがあって投票された回答の平均値が正解と1ポンドしか違わなかった」

「チェスの世界王者とネット上のチェスマニアの集合知の対決というイベントがありました。
ネット上の人達はみんなで次の1手を討議し多数決で一番多かった手を打つというものです。
残念ながら王者を倒すところまではいきませんでしたが、いい所まで追い込むことができました」

三人寄れば文殊の知恵というのは現代でも通用するみたいです。

トロイアとの戦争が膠着状態になり、ギリシアのオデュッセウスは大きな木馬に兵士を隠してトロイア市内に運び込ませた。
深夜に兵士が出てきてトロイアを占領した。

***

晋の武帝、司馬炎は呉を占領すると心に決めた。
しかしその決意は誰にも洩らさなかった。

呉に講和の使者を派遣し、自分の娘を呉の君主の后にやった。

その後、武帝は軍法会議の席で臣下を集め
「次に攻めるべきはどの国か?」と尋ねた。

当然の事ながら一人の大臣が
「呉を攻めるべきです」と答えた。

武帝は
「呉は我が娘が嫁いだ今や姉妹国なるぞ!」
と烈火の如く怒りこの大臣を処刑した。

その話を聞いた呉の皇帝孫皓は、感動して晋に対しまったく警戒しなくなった。

時期は来たと考えた武帝は20万余の軍勢で一気に呉を攻め込み滅亡させ中国を統一した。

***

「滅ぼしたければ、まず盛んにしてやる。奪いたければ、まず与えてやる」
老子

***

陳が涼に攻め入る前に翡翠と馬を送った。
陳が西涼に攻め入る前に戦車を送った。

***

つまり「奪おうとする時はまず与えよ」
韓非子

奪いたければ先に与えよという原則について実例を挙げました。

孤児院で生まれた作家のピエトロ・アレティーノは友人の画家と彫刻家と共にマントバ公爵に贈り物をばら撒き続けた。

ある時ベネチアの商人の息子が牢獄に入れられた時に公爵に頼んで解放してあげた。

この商人は大変裕福だったのでその後、アレティーノを援助した。

この戦略を発展させてフランス国王、メディチ家、神聖ローマ皇帝カール5世までが彼の庇護者になった。

「わらしべ長者理論」「雪だるま式」「レバレッジ効果」「てこの原理」・・
つまり最初に得たものは小さいものであってもそれを使って次の有用なものを手に入れる。
これを繰り返せばやがてとてもなく大きなものを手にする事ができるということです。

ピエトロ・アレティーノは孤児院で生まれ大した教育も受けてこなかった。
しかしフランス国王フランソワ1世、メディチ家、神聖ローマ皇帝カール5世、教皇クレメンス7世、教皇ユリウス3世と当時のヨーロッパの権力者をこき下ろしたり、大袈裟に褒め称えたりする詩を書いて名声を築いた。

最初は誰でも無名です。
有名になりたければ既に著名な人に喧嘩を売ったり称賛したりしてその人達の知名度を自分の為に活用するのです。

イソウロウグモ類は、どの種も他のクモの網に入り込んで生活する。
入り込む対象となる種は、種ごとにほぼ決まっている。

基本的には網の主が食べないような小さな虫を頂戴している。
しかし、中には網の糸を食べたり、主の子供を食べたり、主を殺して網を乗っ取ったりする凶悪なものまで存在する。

***

つねに善人であろうとする者は、善人でない多くの人びとのなかで破滅さぜるをえない
-ニッコロ・マキアヴェッリ-

全ての生き物の世界には卑怯者が存在する。
卑怯者がいる以上それに対抗する知恵を持たなければ食い殺されてしまうでしょう。

ペルシャ王が二人の囚人に死刑を宣告した。
すると一人がもし助けてくれたら1年以内に王の馬に空の飛び方を教えると言い出した。
王は世界で初めて空を飛ぶ人間になる姿を思い浮かべてその囚人に恩赦を出した。

もう一人の囚人があっけにとられて「ただ死ぬのを1年先延ばしにするだけじゃないか」と彼に言った。

彼は言い返した。

「俺は自由になるチャンスを4つも得たんだ。
一つは王が1年以内に死ぬかもしれない。
二つ目は俺が死ぬかもしれない。
三つめは馬が死ぬかもしれない。
そして四つ目は・・

本当に馬に空の飛び方を教えられるかもしれない!」

人生諦めなければどんな奇跡が起こるかわかりません。

昔のイギリスの小さな食料品店。
2階が借家になっていてそこに住んでいる芸術家志望の兄妹と店主が会話していた。

「大きなスーパーが出来たので客がすっかり減ってしまったよ」

兄の方が言った。
「人間の本能に訴えかければいいんですよ」

「本能って?」

数日後、食料品店に小さな男の子がやってきてこんな店に絶対に置いていないものばかり注文した。
店主は「それはないけどウズラの卵ならあるよ」と売りつけた。

子供が店を出た後、全身黒づくめでサングラスをした男が入ってきて「ウズラの卵をくれ」と言った。
店主は「ウズラの卵は置いていません」と告げた。

その男が去った後、若い女性が入ってきた。
「小さな男の子が来ませんでしたか?」

店主は「来てないよ」と言い放った。

この一連の流れを見ていた主婦が隣にいた友人に言った。
「まあ、なんなんでしょ!あの店主嘘ばっかり」
友人の方は「でもなんか訳ありじゃない?」

次の日店内には大勢の主婦がいた。
そして男の子がやってきてまたこんな小さな食料品店にないものばかりをくれと言い、店主は代わりにハムを売りつけた。

またしても黒づくめの男が来て「ハムをくれ」と言ったものの、店主はハムはないと冷たく言った。
そして女性が来て子供が来てないか尋ねたがまたもや店主は来てないと平然と嘘をついた。

観客と化した主婦の一人が言った。
「私思うんだけど、きっとあの人たちスパイなのよ」
「ウズラの卵とかハムは暗号なのよ」
「じゃああの店主もスパイ?」

店は連日繁盛した。

夜、閉店後店主は変装を解いた兄妹に礼を言った。

大好きなサキの小説から。
人間の「知りたい」「謎を解明したい」という欲望を上手く利用した例です。

興行師P・T・バーナムはアメリカンミュージアムで世界の珍品展示会を催した。

バーナムが会場の周りを散歩していると物乞いがいたので彼を雇うことにした。

彼にレンガを5つ持たせて会場の周りを歩かせた。
まず一定の間隔毎にレンガを1つ置いてくる。
でも必ず一つは手元に残しておく。
そして会場に入り裏口から出て行き、手元のレンガと置いてあるレンガを交換しながらまた1周する。
歩いている間は真剣な表情を崩さずに誰かに声を掛けられても決して返事をしない。

しばらくすると人々が彼に注目しだして後をついて歩くようになりそのままミュージアムに入場していった。
中の展示物に圧倒されて瞬く間に大評判となった。

こちらも先ほどと同じく
「何だろう?」という人の好奇心を自分の商売への集客に上手く利用した実例です。

茶の大家がある家の庭の前を通りがかった。
庭一面に槿の花が咲き乱れ掃除をしていた主人の所作も非常に美しくて見惚れてしまった。
すると主人が今度ぜひ茶会に来て下さいと声を掛けた。

期待して訪問したら庭の槿の花は全て切り取られていた。
落胆の余り帰ろうかと思ったが気を取り直して玄関に入った。

茶室に案内されると天井から花瓶が吊り下げられて一輪の大きく美しい槿の花が挿してあった。

主人の名は千利休と言った。

***

千利休が茶会に訪れると庭に落とし穴を作った跡があった。

ここの主人の悪戯好きは知っていたのでわざと大袈裟に落ちてみせたら主人が飛んできて笑いながら謝りすぐに風呂にお入りくださいと勧めた。
風呂は既に良い湯加減になっていて着換えも用意されていた。

風呂上りに談笑しながら楽しく茶を頂いた。

この話を聞いた友人がどうしてわざと穴に落ちたのかと利休に尋ねた。

「相手の思いとこちらの思いが一つにならなければそれは茶とは言えない」と答えた。

相手を喜ばせるというエンターテインメントの精神こそおもてなしに一番重要な事なのではないでしょうか?

日本の旅館で朝食をとった。
生卵が出てきたが手をつけずに残した。

次の日の朝食では自分だけがゆで卵になっていた。
私が何か文句を言った訳ではないのに残したという事実だけで気を遣ってゆで卵にしてくれたのだ。

私はこの相手の心を読み取るという日本人の能力に心底恐ろしくなった。

(日本旅行をしたある中国人の日記から)

相手が言葉にしなくても行動から気持ちを推し量る。
すると相手は感動してくれるのです。

高橋ジョージはTHE虎舞竜のCD「ロード」が220万枚の売り上げを記録。
翌年手にした印税は22億円、その後も毎年1200万円程の印税が入り続けている。
***
PewDiePieとして知られるスイス人のFelix Arvid Ulf Kjelbergはゲーム実況をするYouTuberで推定年収は8億5千万円に上る。

印税のように自分が働かなくても入ってくるお金というのが人生においては威力を発揮します。

トムはポリーおばさんから罰として塀のペンキ塗りを言いつけられます。
仕方なくペンキを塗っていたトム。

しばらくすると向こうから友達がやってきます。
そこであるアイディアが浮かびました。

トムはどうしたか?

トムはとっても楽しそうにペンキを塗りだしたのです。

それを見た友達は自分にもやらせてくれと頼みますが
「こんな楽しいことを人にやらせるなんて勿体ない!」
と断ります。

すると友達は持っていた食べ物やおもちゃと交換でペンキ塗りをさせてくれと頼んできました。

トムは貰ったリンゴを食べながら友達がペンキ塗りをするのを眺めていました。
終わってから自分が全て塗ったとポリーおばさんに報告して褒められました。

***

亀はいつも象やカバにバカにされていました。
山では象に「この小さい奴め!踏みつぶすぞ!」と言われ、
川ではカバに「この亀め、いつでも食べてしまうぞ!」と虐められていました。

ある日、亀は一つのアイディアを思いつき、象のところにやってきました。
「僕と綱引きをしましょう!こう見えても強いんですよ!」
象は笑いながらも承諾しました。

「この綱の端をくわえて待っていて下さい。僕がよーいどん!と言ったら勝負開始ですよ!」

山から降りてきた亀は綱のもう片方をカバに渡しながら同じように綱引きを申し込みました。

そして象とカバのちょうど中間地点の両方から見えないところで
「よーいどん!」と叫びました。

象とカバはお互いに全力を出しましたが勝負がつきませんでした。
どちらも亀がこんなに力がある事にビックリしました。

それ以来象もカバも亀の事をバカにすることはありませんでした。

嫌な仕事も見せ方によっては楽しい仕事に思えます。
そして他人を自分の為に働かせるというのが成功への秘訣です。

「今、私がこちらに来る時に大行の道で北に向かって馬車を走らせながら
『私は、楚に行くところです』と言う者に会いました。

私は『南の楚に行くのにどうして北に向かっているのか』と尋ねました。
すると『私の馬は駿馬です』と言います。
私は『いくら良い馬でもそちらは楚へ行く道ではありませんよ』と申しました。
今度は『旅費はたっぷりあります』と答えます。
私は『旅費がたくさんあっても楚へ行く道ではありません』と言いました。
でも『私の御者の手綱さばきは一流です』と返します。

これらの条件が良ければ良いほど、楚からはますます遠ざかってしまいます」

間違った方向への努力は無意味どころか害悪でしかありません。
常に自分のやってることは目的に向かって進んでいるのか確認しなければなりません。

父親の跡を継いでファミリーのドンになったマイケルはベッドルームで身重の妻と一緒にいる時に襲撃されます。

彼はその後、相談役のトムにこう言います。
all our people are business men, their loyalty is based on that.
(我々はみんなビジネスマンだ。彼らの忠誠心は利益に基づいている。)

***

財産を築く最短最善の方法はこちらの便宜を図る事がそちらの利益につながるのだと人に明確にわからせる事である。-ジャン・ド・ラ・ブリュイエール-

他人はあなたの事が好きで手伝ってくれてる訳ではありません。
自分の将来の利益になるから手伝ってくれているという事を忘れてはいけません。

弁護士数は2001年の1万8000人から2012年には3万2000人まで急増しました。
歯科医師数は1990年の7万4000人から2010年に10万1000人まで増えました。

その結果・・

新人弁護士の所得は2007年の660万円から2010年には480万円へと落ち込んでいます。
イソ弁なら月収20万円台もザラという状況。

歯科医の5人に1人は年収300万円以下だそうです。
都会ではコンビニの数より歯科医の方が多いと言われています。

金持ちの代名詞と言われた職業でさえ同業者が増えすぎて過当競争となれば収入は減ってしまうのです。

私の成功の秘訣は、敬意を持って最善のアドバイスを聞き、
そのアドバイスの全く逆を行ったことである。
-G.K. チェスタトン-

普通の人の意見なんて全くあてにはなりません。
まともな洞察ができるならば市井の人で終わってるはずがないですから。

「友を近くに置け、敵はもっと近くに置け」
”Keep your friends close, but your enemies closer”
-The Godfather-

***

国交回復後、訪中した日本の外交団が戦争について謝罪しようとしたら、それを遮って

「いや謝る必要はありません。我々はあなた方と戦ったことで国民党を破る事ができたのです」

と毛沢東は言った。

毛沢東は兵法書である「孫子」を愛読していたので敵への対処の仕方を正しく理解していた。
蒋介石を捕えた時、すぐに処刑することもできたのに共に日本と戦う事を条件に釈放。

そして自分達は日本軍に攻撃されたらすぐに山奥に逃げ込み、国民党軍だけが日本の攻撃の矢面に立ち日本軍と共に大きな損害を出す事になった。

つまり2つの敵「日本」と「国民党」を戦わせる事によって漁夫の利を得たのだ。

***

諸葛亮は魏を倒す為に北伐に向かいたかったが、そうすると南から攻撃を受ける恐れがあった。

この南蛮を統治していたのは孟獲という男だった。
諸葛亮は孟獲を捕えたもののこれを処刑したのでは残党がますます反抗するのであえて解放した。
そして再び捕まった孟獲は言い訳をして今度こそ勝てると言い張った。
結局捕まえては解放することを7度も繰り返し、やっと孟獲は心服して諸葛亮に服従を誓った。

-七縱七禽-

***

春秋時代、斉の桓公は自分を殺そうとした管仲を鮑叔の推挙により宰相に取り立てて強大な国にして春秋五覇となった。

***

曹操は自分の長子である曹昂、甥の曹安民、猛将典韋を殺害した張繍と賈詡を配下に加えて厚遇した。

***

北宋の初代皇帝、太祖・趙匡胤

【逸話その1】
呉越の銭俶が参内し趙匡胤に謁見した際、百官は「銭俶は謀反を企んでいるので捕らえるべきだ」と進言したが趙匡胤は取り合わず銭俶を歓待した。

銭俶が帰国する際、趙匡胤は「これを帰る道中で開けるように」と袋を渡した。

銭俶が袋を開けてみると謀反の証拠や銭俶を処刑するように求めた上表文が山のように出てきた。
趙匡胤の広い度量を知った銭俶は感動し自ら降伏して領土を献上した。

【逸話その2】
南漢の最後の君主劉鋹は毒酒で臣下を毒殺していた。

宋に降伏後、趙匡胤より酒杯を勧められると毒殺されると思い、

「私の罪は許されるものでありませんがどうか殺さない下さい。
私にはこの杯を飲む勇気はございません」と言った。

趙匡胤は笑って「貴公の事は信用している」と言い、
劉鋹の酒杯を取り上げ飲み干して、再度酒を酌んで劉鋹と乾杯した。

「城を攻めるは下策、心を攻めるは上策」
敵を殺してしまうのではなく敵を利用すれば効用は何倍にも大きくなります。

ルイ14世は自分に反抗する恐れがある貴族たちをヴェルサイユ宮殿内に住まわせた。
こうやって監視下に置き、地方の領地から切り離すことによって反乱を封じ込めた。

***

江戸幕府は参勤交代で諸大名を1年毎に江戸と自領を行き来させて謀反を抑え込む事に成功した。

権力者にとって謀反こそ最も警戒しなければならない事です。
だから常に監視を怠ってはいけません。
油断した途端に寝首を掻かれる事になりかねません。

「私たちは一緒に力を合わせなければいけなかった。
たとえ競争相手同士になってもお互い切磋琢磨し合ってきたんだ」

-スティーブ・ジョブズについて語るビルゲイツ-

1人は世界一の大富豪、もう一人も1兆円を超える資産家。
偉大なライバルこそが自分を高みに連れて行ってくれるのです。

アメリカの大成功したマーケッターの言葉

「100万ドル稼ぐ事は凄く簡単だった。
でも自分にそれができると信じれるようになるまで37年掛かった」

普通の人は自分が億万長者になれるなんて思いもしません。
このマインドブロックこそが成功を妨げている最大の障害物なのです。

ネイティブアメリカンのある部族は一年に一度、宴を催し貯まった富を全て使い果たします。
これは他の部族に対して、
「自分達はゼロになってもまた富を創り出す力があるのだ」
と誇示しているのです。

お金そのものよりもお金を生み出す力の方がより貴重なのです。
これさえあれば一文無しになっても何度でも復活できるのです。

ある守銭奴が自分の財産を金に換えて一つの大きな金塊にして庭に穴を掘って埋めた。
毎日それがちゃんとあるか確認することだけが楽しみだった。

ある日召使がその金塊を盗んで逃げ去ってしまった。
守銭奴は悲しみの余りずっと大声で泣き続けた。

見かねた隣人が守銭奴に言った。
「もう泣くのはおやめなさい。
大きな石を見つけてそれを金塊だと思ってそこに埋めておけばいいでしょう。
あなたはどうせそれを使うつもりはなかったのだから同じ事です」

-イソップ物語-

お金は使ってこそ価値があるのです。
使わなければただの紙切れに過ぎません。

問題:私がこれから紙に1~100までの数字を書きます。
それをあなたに当てて貰います。

1度目に当たれば7000円差し上げます。
2度目に当たれば6000円差し上げます。
3度目に当たれば5000円差し上げます。
4度目に当たれば4000円差し上げます。
5度目に当たれば3000円差し上げます。
6度目に当たれば2000円差し上げます。
7度目に当たれば1000円差し上げます。
8度目に当たれば何もなし
9度目に当たればあなたが私に1000円払います。
10度目に当たればあなたが私に2000円払います。



当たるまで1000円ずつ罰金が増え続けます。

但し、一度答えて外れる毎に
「正解が答えた数字よりも大きいか小さいか」のヒントは教えます。

さて、あなたは・・
・このゲームをやりますか?
・もしするならどのような戦略でゲームに臨みますか?

敢えて正解は書いていません。
あなたの知能が一定水準より高ければ簡単に答えられるでしょう。

フォーブスが「世界で最も稼ぐユーチューバー」ランキングを発表。

1位:ピューディパイ/PewDiePie
年収: 1200万ドル(約14億円)

2位: スモッシュ/Smosh
年収:850万ドル(約10億円)

2位:ファインブラザース/Fine Brothers
年収:850万ドル(約10億円)

4位:リンジー・スターリング/ Lindsey Stirling
年収:600万ドル(約7億1400万円)

5位: Rhett & Link
年収:450万ドル(約5億3500万円)

5位: KSI
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YouTuberは現代のロックスターですね。
本物のロックスターが稼げなくなったのと入れ替わりに登場した時代の寵児です。

トムソンガゼルがライオンやチーターの群れに遭遇した時にピョンピョン跳ねる動作(ストッティング)をするのは当初仲間に危険を知らせる為の利他的行為と思われた。

しかしこれは自分が
「健康で素早く逃げる事ができる個体」
だと捕食者に思わせて自分を最初から標的にしないようにする(シグナル理論)利己的な行為だと考えられるようになった。

鳥の集団の中で外敵を発見した時に警告音を発するのは利他的行動だと思われたが警告音を発する個体が生き残る確率は他の個体より高い事がわかっている。

要はどんな生物も自己の利益を最優先してるという事だ。

一見利他的に見える行動も実は利己的なのです。
人間の場合も回り回って自分の利益になる事を見越して利他的な行動をします。

エジソンが電球を発明した際に記者から
「あなたは1万回失敗したそうですがよく諦めませんでしたね?」
と訊かれて

「私は失敗したことがない。
ただ1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ」
と答えた。

エジソンは努力の人だと思われがちですが明確にこれを否定しています。

“成功しない人がいたとしたらそれは考えることと努力すること、
この二つをやらないからではないだろうか”

“最初のひらめきが良くなければいくら努力してもダメだ。
ただ努力だけという人は、エネルギーを無駄にしているにすぎない”

“わたしは、決して失望などしない。どんな失敗も新たな一歩となるからだ”

“首から下で稼げるのは1日数ドルだが首から上を働かせれば無限の富を生み出せる”

私は努力という言葉は害悪だと思っています。
何故なら考えもなくひたすら単純作業を続ければ成功するという間違った考えを流布してきたからです。
深く考えること、これとセットでなければどんな努力も水の泡になるでしょう。

ここまで挙げてきたエピソードの多くは下記書籍から引用させて頂きました。